Amazonで最安クラスなUSB3.0対応SSD・HDDエンクロージャー「Wavlink 2.5インチUSB 3.0ドライブエンクロージャケース」

今回はAmazon発送の商品では、ほぼ最安クラスとなるUSB3.0接続に対応した、高速な2.5インチドライブのケースを購入してみました。
使い方や実際のパフォーマンスなどレビューしていきます。

購入「Wavlink 2.5インチUSB 3.0ドライブエンクロージャケース」（モデル名：WL-ST235）

当方、アマゾンにて799円で購入しました。送料込みでこのお値段ですから非常にリーズナブルです。

商品名に関してはブランド名と商品紹介が混ざって非常に長いです（Amazonあるあるですね。）。なのでどれが商品名かわかりませんが、一応商品の外箱にはこのような記載があります。

ブランド・メーカー：WAVLINK
製品名：USB3.0 SATA Hard Drive Enclosure for 2.5” HDD
モデル名：WL-ST235

主なスペックは

対応ドライブ：SATA 1,2,3 (1.5/3.0/6.0 Gbps)対応、厚さ9.5mm,7mmの2.5 SATA HDD・SSD対応
接続方式：USB 3.0（USB 3.1 Gen1）接続、高速UASPデータ転送モード対応（USB2.0/1.1にも対応）
対応OS：Windows 2000/Windows Me/Windows 98/ XP /Vista/ 7/ 8/10, Mac OS 9.1/10.8.4
その他：アクセスランプ（青LED）、USB3.0ケーブル、工具付属、プラグアンドプレイ対応

以上が主な製品仕様です。

USB 3.0の高速な通信に対応しておりまた、SATA3に対応しているので高速なSSDなどでも十分なパフォーマンスを発揮することができますね。

開封・内容物紹介

それでは開封していきます。開封と一緒に詳しい内容物の紹介も行います。

開封しました。内容物・付属品はエンクロージャー本体、 USB 3.0のケーブル、プラスドライバー、滑り止めのゴム足、 ドライブ固定用のネジ（2本） 、取扱説明書、以上です。

エンクロージャー本体はプラスチック製です。塗装ではなく、黒いプラスチックによる成型色ですね。

価格もかなり安いので当然ではありますが、アルミ製などと違い耐久性はそこまで高そうではない印象。

ケースの蓋はスライドさせる形で開けることができます。ドライブの固定にはネジを使用しますが、蓋そのものは手で開けることができます。

接続端子はMicro USBです。ケース側の横に端子がついています。
端子の位置は他の商品を見てみると、スマートフォンの充電口の様に、ケースの頭と言うか、短い辺の中央部分から生えているような物が多いですよね。横からケーブルを取り出したい方には良さそうです。

USB3.0(A) To USB3.0(microB) 実測で約48cm

ちなみにケーブルの長さは約48センチで、端子の形状はパソコン側はUSBタイプA。 一般的なUSBの形状です。 そしてエンクロージャーの方はmicro USBの3.0となります。
ケーブルはUSB3.0仕様なので仕方ないですが、やや太く固めで、取り回しは微妙です。

ちなみに少し前のアンドロイドスマホで使う「microUSBケーブル」も使えます。

ただし、この場合、USBは2.0接続となります。なので速度がUSB2.0までとなり、ドライブの読み書き速度が遅くなります。（本来の性能を発揮できなくなります。）

HDDを搭載する。

それではHDDを搭載して実際に使ってみようと思います。写真ではHDDを接続していますが、SSDでも同様の手順で搭載できます。※実際にSSDでも使用しました。

まずは蓋を開けます。横にスライドさせるだけで開きます。

端子部分はこのようになっているので、 そのままHDDををスライドさせるだけで接続できます。

少し固いかもしれませんが、奥までしっかりスライドしてください。

そしたら後は付属のネジ2本を締め込んでドライブを固定します。
あとは蓋を元に戻せば完了です。プラス、お好みで付属のゴム足を取り付ければ良しです。

実際に使ってみる「速度計測」「ベンチマーク」

それでは実際に使ってみてドライブの読み書き速度などベンチマークテストを行ってみたいと思います。

読書速度テスト「CrystalDiskMark6.0.2」接続はUSB3.0です。

HDD（東芝 MK5061GSY [500GB 9.5mm]）

シーケンシャルリード、連続した読み込みは「91.02 MB/秒」。
シーケンシャルライト、連続した書き込みは「59.03 MB/秒」。
ランダムな読み書きは概ね「約0.5 MB/秒」。

かなり古いHDDです（もはや壊れかけのHDDです）。結果はHDDの性能で頭打ちになっています。ただしUSB2.0接続の場合は30MB（メガバイト）毎秒程度でUSBのボトルネックが発生するので、このケースのUSB3.0（別名USB 3.1 Gen1）接続の恩恵はありますね。

SSD（サムスン 850 120GB）

シーケンシャルリード、連続した読み込みは「418.2 MB/秒」。
シーケンシャルライト、連続した書き込みは「408.8 MB/秒」。
ランダムな読み書きは「約20～100 MB/秒」。

SSDの性能を引き出せている結果となりました。USB2.0のケースでは実現できない高速な読み書きができていますね。

使った感想

使ってみた感想についてです。 HDD・SSDエンクロージャーとして、最安クラスの製品ではありますが性能は全く問題なく、十分使用できますね。

Windows PCはもちろんMacでも使用できました。

ケースの蓋は工具なしで手で開けることができます。 HDDは特に長時間使っていると熱を持つので、長く使う時はこんな感じで蓋を開けて使うこともできます。気軽にフタを開けられるのは意外と良かったです。

今回は具体的な冷却性能については言及しませんが、フタを開けた状態で使用すると明らかにSDDの温度が低くなるので、夏などは結構いいかもしれないですね。※SDDでも同様。

プラスチック製で高級感は皆無ですが、軽くて、アルミなどと違い他のものを傷つけたりしないので、気軽でいいと思いました。

まとめ

格安な、外付けHDDケース・外付けSSDケース「Wavlink 2.5インチUSB 3.0ドライブエンクロージャケース」のレビューでした。かなり安いですが問題なく使えました。価格が安いこともあって、例えば HDDをSSDにクローンをしてSSD換装に使うなど、その時だけ使いたいよと言う場合でも、出費を抑えることができてピッタリかと思います。