まるでMac Studioなデザインと高性能!ホコリフィルター搭載で機能的「Beelink SER8」レビュー

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高性能なアルミボディーミニPC。ホコリフィルターでメンテナンス性も良好「Beelink SER8」実機レビュー

今回は最新のAMD Ryzen APU「Ryzen 7 8845HS」を搭載した超小型パソコン「Beelink SER8」をレビューいたします。

こちらメーカーさんより製品を試供いただきご紹介いたします。

最新の8000番台Ryzenのモバイルハイエンドチップを採用し高速なCPUと実用的なGPU「Radeon 780M」を搭載。高性能なミニパソコンになっています。

今回のレビューでは、性能や装備のご紹介も致しますが外装デザインや質感などもじっくりとお伝えしていきます。

主なスペック

今回紹介するモデル「SER8」の主なスペックをご紹介いたします。

メーカー:Beelink  モデル:SER8 (色:フロストシルバー、スペースグレイ)
CPU:AMD Ryzen 7 8845HS
   (8コア16スレッド、3.8GHz~5.1GHz、TDP35~54W・65W)
メモリ:32GB DDR5-5600MHz(SODIMM、16GBx2枚)
グラフィック:AMD Radeon 780M(2700 MHz、12CU、APUに内蔵)
AIプロセッサ:AMD Ryzen AI搭載 最大合計 38 TOPS(内NPU:16 TOPS)
ストレージ:1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD(NVMe)
OS:Windows11 Pro
端子:HDMI2.1×1、DP1.4×1、USB4×1、USB3.2 Gen2×3(A×2、C×1)
      USB2.0×2、オーディオ入出力ジャック×2
通信:2.5Gbps LANポート×1、WiFi6、Bluetooth対応
拡張スロット:M.2 2280 SSDスロット×1(空)
サイズ:実測で横約135×奥135×厚50mm(体積は 約0.91リットル)
その他特徴:高品質アルミボティ、清掃可能なエアフィルター、USB PDなど

Beelink SER8 公式製品ページ

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CPU・APUは「AMD Ryzen 7 8845HS」8コア16スレッドで、最大5.1Ghzの高速なCPUです。
メモリはDDR5 32GB。グラフィックスはCPU内蔵の「Radeon 780M」で、ストレージはPCIe4.0対応の「NVMe SSD 1TB」。

なお、メモリとSSDはクルーシャル製のものが採用されています。

OSはWindows11 Proです。
端子類は後程詳しく見ていきますが、映像端子は3画面分あり、USB4なども搭載しています。

本体サイズについては実測で横幅奥行135ミリで、ゴム足を含む厚みは50ミリ。そこから計算した体積は「約0.91リットル」でした。

その他の特徴としては継ぎ目のないアルミニウムボディーと取り外し可能なダストフィルター
USB PD電源対応などがございます。

引用:https://www.bee-link.com/products/beelink-ser8-8845hs 2024年6月2日

価格については、公式サイトで「117,584円」となります。
ただ、記事執筆時はプレセール価格となっていて割引後「101,885円」となります。
※価格は為替レートにより頻繁に変動するようです。
2024年現在の円安環境なので仕方ない面もありますが、正直割安ではありませんね。
CPUは爆速、GPUもPS4以上の性能があってメモリやストレージもたっぷりでゲーマー以外には隙が無い万能スペックになりつつありますけれどね。

これから見ていきますが、個人的に興味深いのは筐体のデザインとホコリ除けのフィルターがあることでしょうか。

特にありがたいのは、ホコリフィルターでしょう。ミニPCって、いろんな方向にメッシュや排気口があってホコリ対策がないものばかりです。
一方でこちらは、通気口が少ないすっきりしたデザインとホコリフィルターが相まって見た目的にも機能的にも合理的なものになっています。

以上、主なスペックと価格についてでした。

開封・内容物

開封し内容物をご紹介します。

内容はPC本体、ACアダプター、HDMIケーブル、簡易説明書。以上です。
至ってシンプル。ここまでシンプルならHDMIケーブルもいらないかもしれませんね。

ACアダプターは19Vの5.26Aで99.94W出力でした。(約100W)

 

本体チェック

それではPC本体をじっくり見ながら装備の確認や質感・素材の紹介を行っていきます。

ロゴもなくてもいいですがのっぺりした印象を打ち消すのに役立っているかもしれません。
ちなみに色はスペースグレイです。シルバーも選択可能です。いずれもアルミニウムのアルマイト仕上げになります。

それでは装備の確認を行います。

まずは正面。フロントIOです。
正面左から、電源ボタン、CMOSクリアホール、ヘッドホンジャック、USB3.2 Gen2 タイプCポート、USB3.2 Gen2タイプAポート、となります。
電源ボタンはカチカチとした感触で起動時は白く光ります。

右側面です。何もありません。

左側面です。
こちらも何もなし。美しいですね。

背面です。背面左から、USB3.2 Gen2タイプAポート、USB2.0ポート、2.5Gbitイーサネットポート、
DP、HDMIポート、USB2.0ポート、ヘッドセット端子、USB4ポート、電源ジャック、となります。

自己引用 https://www.youtube.com/watch?v=AsRvuQq1WEk 2024年6月2日

注意したいのは、左のUSB端子です。ぱっと見はUSB3系の形状ですが
下のポートはUSB2.0接続となります。

形はUSB3系ですが、実はよく見ると電気接点がないので内部は下の方だけ2.0接続なのです。
速度が求められるデバイスを接続するときは要確認です。
背面上の方は排気口です。あと、基本はアルミ素材ですが艶のないグレーの部分はプラスチックとなります。

上面です。こちらは中央に駒のプリントがあります。
ロゴ部分に触っても感触に差がないのでおそらくは塗装だと思います。

それから、角部分に継ぎ目はなく、アルミケースは一体構造のようです。

角の仕上げも美しい。

底面です。
底面は全体に吸気穴があり、前後に滑り止めのゴム足があります。底面はプラスチック製ですが、足はゴムです。

つなぎ目もシームレスで上質です。

続いて質感をご紹介します。初めて手にした印象は、ガタツキのない上質な金属の塊という感じでした。

表面の仕上げの感じです。
なお、傷のように見える箇所があるかもしれませんが基本ホコリです。製品はほぼ無傷で品質は良かったです。

質感については、この手のミニPCの中では最高クラスに上質です。

表面加工が精密で、アップル製品のそれと同じです。
安物アルミ筐体のモデルだと、ざらついている物があるのですがこれはiPadなどと見比べても遜色のない表面でした。
さらに全体的な剛性感や密度感は高いです。
・・・やはりこのシンプルなデザインと上質な仕上げは満足感があります。
はい。以上、質感などについてでした。

起動・セットアップ

それでは実際に使用していきます。
電源オン。初期設定していきます。

セットアップが完了しました。

システム情報

使用する準備が完了したので、システム情報などを確認します。

「CPU-Z」で確認した情報です。

CPUの情報です。

マザーボード、チップセット、BIOSの情報です。

メモリの情報です。
ちなみにメモリやSSDはCrucial製(Micron製)のものが使用されています。

「GPU-Z」です。

CPUに搭載されているGPU「Radeon 780M」です。PS4以上の画質でゲームができる性能があります。
レイトレーシングに対応していたり最新のAV1対応ハードウェアエンコーダーも搭載しているので実用的なGPUです。

ベンチマークテスト・冷却性能

それではベンチマークテストを実行し性能や冷却などを見ていきます。

「Cinebench R15」

まずは「Cinebench R15」です。結果はCPUマルチが2614cbでCPUシングルが280cb、GPU・OpenGLは200.67fpsでした。
今回のミニPC「SER8」は冷却性能がしっかりしているためか「MP Ratio」がコア数(8コア)を超えており性能が十分引き出せている良い結果と言えそうです。
また、このテスト中のCPU最高温度は「59.3℃」でした。よく放熱できていました。(静かです。)

「Cinebench R23」

次に「Cinebench R23」です。
スコアはCPUマルチが16229ptsでCPUシングルは1765ptsでした。
ここでもMP Ratioがコア数の8を超えているので、まだ冷却が間に合って、性能を発揮できている感じでした。
メッシュなどがないシンプルなデザインなのに冷却性能が高く、パワーを維持できる設計なことがわかりました。

「Cinebench 2024」

次に「Cinebench 2024」です。
私はあまりこのベンチマークテストを使っていないので傾向がわかりませんが、先ほどのR23よりもさらに高負荷な内容でした。
結果とは直接関係ないですがスコアとして、CPUマルチが1000くらい。CPUシングルが100くらい。
これが最新8コアCPUの目安の数値になりそうだと思いました。

ゲーム性能を確認

次に、ゲーム性能・GPU性能を見ていきます。
「Radeon 780M」で検索すればたくさんの情報が出てくるので、ここでは簡易的にお伝えします。

「FF15ベンチマーク」

「FF15ベンチマーク」です。
設定はフルHD解像度で高品質です。フレームレートは基本30〜40fpsを推移していました。
重いシーンでは25fps前後まで下がるものの極端なコマ落ちもなく、なめらかです。
スコアは2941で、評価「やや重い」でした。のプリセット最高設定状態(フルHD解像度)でこれですから、少し設定を下げれば難なく遊べそうです。

「Fallout4」

次に実際のゲームを試します。
最近、Amazonプライムビデオで
実写ドラマ化して盛り上がっている「FALLOUT(フォールアウト)」です。
今回試すのは「Fallout4」です。
それで、設定については解像度フルHDでプリセットウルトラで試します。最高品質設定です。

フレームレートは霧のかかった重たそうなシーンで、30〜50fpsでした。

まれに30fps以下になるとカクツキが気になりますが、基本的には40fpsくらいなので、十分楽しめる感じでした。※フレームレートの下がりやすい屋外において基本は40fps前後を推移。

同じくフォールアウト4で、今度は設定を1つ下の「高」にしてみます。

そうすると、先ほどより5〜10フレームほど向上し40〜50fps前後で推移するようになりました。
軽いシーンでは上限の60fpsも出ました。

画質も、まだこれでもPS4よりも明らかに綺麗なのでそれなりに満足感のあるゲーム体験ができそうです。

消費電力

消費電力をコンセント部分で確認してみました。
まずは電源投入後、何もしていないアイドリング状態です。

消費電力はおよそ15ワットでした。

次に、YouTubeでフルHD30fpsの動画を再生したとき消費電力は22ワット前後でした。

次、CPU負荷100%状態にしてみると消費電力は約82ワットでした。
省エネですね。

動作音・騒音

次に動作音・騒音についてです。環境はエアコンを動作させていない一般的な住居内です。騒音はスマホでデシベルメーターで検出されない程度の音量でした。※環境騒音に紛れる程度という意味ですが、耳ではわずかに聞えます。

レビュー動画を投稿しているのでそちらで騒音をお確かめいただけます。

ファンノイズはサーっというノートPCに似た印象で音量は小さく、振動なども皆無なので不快感はありません。
非常に静かなPCと考えてよいでしょう。

内部確認・分解

少しだけ分解します。
ホコリフィルターがどうなっているのか確認します。

分解は、底面から行います。

底蓋を固定しているねじは隠されていました。

なお、分解してSSDやメモリを交換することは補償対象内とのことでした。※メーカーさんに問い合わせましたがご心配なら各自お問い合わせください。

ここにホコリフィルターがあるのですね。
フィルターも外していきます。ねじ2本で止まっていました。

ねじを外したら、ベロがついているので摘まみ上げます。
内部はこのようになっています。

ここで、メモリとSSDにアクセスできます。
SSDにはヒートシンクが取り付けられています。

M.2 SSDの空きスロットも1つあります。

メモリやSSDの増設の際の参考になれば幸いです。

使った感想「良い点・イマイチな点」

最後に、紹介しきれなかったことや使用しての感想を、良い点・イマイチな点としてお話していきます。
さてと。良い点からです。

良い点

良かった点1。シンプルな外装デザインです。

個人的にはもっとかっこよくなれると思っていますが、それでも、これまでによくあった雑多なデザインとはさよならした、
シンプルで満足感のある仕上がりになっているのが良かったです。

また、電源ボタンのLEDも暗めの白なので、控えめで好印象でした。

良かった点2は、フィルターを内蔵していることです。

ミニPCこそフィルターを搭載するべきだと思っていました。
ノートPCは底面を開けばすぐファンがありますし通常のデスクトップPCもホコリ掃除は容易です。ですが、ミニPCは大抵が蓋を開けてもメモリやSSDがあるのみでCPUクーラーには手が届きません。
なので、このようにホコリの侵入を軽減できる対策があればホコリ掃除も容易ですし高い冷却性能を維持するのに役立つでしょう。

他にもよかった点はありますがイマイチな点の紹介へ移ります。

イマイチな点

イマイチな点1。VESAマウント非対応なことです。

ミニPCなのでやはりモニター裏に取り付けたいと思うことがあります。
取付金具を付属させなくてもいいのですが、例えば底面に100ミリ間隔でねじをひっかけるくぼみをつけてくれれば市販のねじで取り付けることも可能になるので、そういった工夫や自由度の向上も良いのではないでしょうか。

イマイチな点2。USB PD給電対応ですが対応電源容量が不明な点です。

仕様表になかったので、具体的に何ワットのPD電源なら使えるのかメーカーさんにEメールで問い合わせたのですが、教えてもらえませんでした。
というか、PD電源の瞬間最大電力の許容値によるという答えでして、何ワットなら使えるというのは明言してもらえませんでした。

実際のところ、先ほどCPU負荷最大の時の消費電力が約82ワットでしたので試しにMacBook Proに付属している87ワットのアダプターを使用してみました。
結果としてはCinebenchを落ちることなく完走したので多分OKだと思います。
なので、一般的には95ワットか100ワットくらいのPD給電が可能なら代用できると考えてもいいのかもしれません。

・・・以上、良い点・イマイチな点でした。

最後にまとめ

今回は、Ryzen7 8845HSプロセッサーを搭載したミニパソコン。「Beelink SER8」をレビューしました。
高性能で静かで、体積0.91リットルと小さく、見た目のデザイン性も良好。ホコリフィルターでメンテナンス性も良い。

ミニPCを検討する場合は十分選択肢になり得る製品だと思いました。

ありがとうございました。

Beelink SER8 公式製品ページ

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