Type-CとAの合計2出力！USB-PD対応！「Omars USB C急速充電器 29W(PD18W)小型チャージャー」

コンパクトで高性能なUSB電源（チャージャー）を購入したのでレビューします。

「Omars USB C急速充電器 29W(PD18W)小型チャージャー」

Amazonで購入しました。

USB-Cポート1つと通常のUSB-Aポート1つの合計2ポート構成のACアダプターです。最高18Wの USB-C Power Delivery機能に対応し、MacBookやSurface、任天堂SwitchなどUSB-PD対応の機器を給電・充電することが可能です。

通常のタイプAポートに関しても5V最大2.1A（10.5W）の急速充電に対応し、iPadなどの大電力なデバイスも充電可能です。

USB-Cポート（18W）と通常のUSB-Aポート（10.5W）の両方が同時にフルパワー出力が可能です。（合計29W）

開封 ～詳しく見る～

それでは開封し、詳細を見ていきましょう。

付属品・内容物

内容物は3点。「USBアダプター（充電器）本体」「USB C to Cケーブル」「ユーザーマニュアル」です。

スペック・詳細

スペックを詳しくご紹介します。

スイッチング電源アダプター
型番：TC-084PA
入力：AC 100-240V 50/60Hz 0.8A
USB-C出力(PD)：DC 5V/3A、9V/2A、14.5V/1.2A
USB-A出力：DC 5V/2.1A
合計出力：最大29W（USB-C:18W、USB-A:10.5W）
サイズ：51×44×34.5mm
重量：82g

スペックは以上です。ちなみに「PSE認証済」で日本国内の安全基準（電気用品安全法）をクリアしています。

USB規格の充電技術Power Deliveryには対応しているものの、各社メーカー独自の高速充電技術はサポートしていません。（QualcommのQuick Charge（QC3.0）やHuaweiのFast Charging Protocol（FCP）などは非対応。通常電圧（5ボルト）での高速充電モードになります。）

USB PDのPower Rules（パワールール）の中で「５V」「９V」「１４．５V（１５V）」に対応していて、少し残念ではありますが「２０V」には対応していません。

また、旧世代のPDプロトコルには対応していない（と思われる）ので１２Vと言ったような旧規格の電圧を要求するPD端末は給電・充電できない可能性があります。※メーカーの独自仕様が織り交ぜられているモノもあるので曖昧。

付属のUSB C to CケーブルはUSB2.0仕様で長さはプラグ部分をあわせて約100cmでした。充電目的としてはしなやかでいいです。決しておまけ程度ではなく、しっかりとしたケーブルで質感もいいです。

サイズ感・形状

サイズは51×44×34.5mm。iPhone付属の５Wアダプターと比較してもこのようなサイズ感。

iPad付属のACアダプターとほぼ同等なサイズ感ですね。合計２９Wのアダプターとしてはかなりコンパクトな仕上がりです。

コンセントのプラグ部分は折り畳める仕様で、携帯する際には他のものを傷つけるリスクが下がりますし更にコンパクトにできます。プラグ部分を折りたたむとほとんどiPhone付属の充電器並のサイズ感になりますね。

ケーブルを接続してみた。

ケーブルを接続するとこの様になりました。ここで1つ気になったポイントとして、細かいことかもしれないけれど、USB-Aの方ですが、USB向きが上下逆さまに刺さるようです。（SSと書かれた面が…）

USB-Cはリバーシブルなので上下の概念がありませんが、USB-Aは印字が上に来る（パソコンなどでも通常は印字が上になるようになっているはず）のが普通なので「あ、これは逆だったんだ。」と刺さらずにひっくり返すことがたまにあります。

とはいえ、接続感は良好。硬すぎず柔らかすぎず、カチッ！ピチッ！と接続されて、変なグラつきもなく質感は良いです。

実際に使ってみた。

それではここからは実際に使ってみての感想や気づいたポイントをお伝えしていきます。

形状がGood！小さいことは大きな利点。

まず、コンセントの形状的に（上）のような電源タップとの相性が良かったです。逆方向のタップでは相性はあまり良くないですが。

コンパクトなので存在感もなく良いですね。

Galaxy S9を充電してみた。

GalaxyS9を充電してみました。こちらのGalaxyS9はチップセットにQualcomm社のものが使用されており、QCに対応したモデルです。

とはいえこちらの充電器はPDには対応しているもののQCには対応していないので５Vでの通常の急速充電になります。※スマホ上では「急速充電中」と表示されています。

アプリ「Ampere」で充電状況を確認してみると「2110mA※約2.1A」で充電と表示されました。

ちなみに、なぜかわかりませんし、もしかしたらケーブルが原因かもしれませんが、先程はUSB-Cでしたが、試しに同じくGalaxyS9をUSB-Aから充電すると「1830mA※約1.8A」までしか出ませんでした。スペックでは2.1Aまで出るはずですが、今回の場合に限っては1割ほど充電速度が下がった感じですね。大した低下ではないですし、ケーブルが原因かもしれませんので、こんなこともあるのか。と参考程度にお願いします。

スマホ2台同時に充電するとそこそこ発熱します。コイル鳴きは一切なし。

スマホ1台（10W程度）でほんの僅かに暖かい程度でしたが、2台（15～20W程度）ほどの負荷が掛かると普通に発熱しますね。ただ、当たり前のことのなので特筆するほどのことではないです。一応「そういうモノですよ！」ということです。

発熱の度合いは少ない方でしょうか。他と比較して熱くなりすぎという印象は一切感じませんでした。

それから、安価な充電器にありがちな「チリチリ」「キーン」と言ったコイル鳴き問題ですが、こちらの充電器はそういったノイズは一切ありませんでした。完全な無音です。

個人的にはコイル鳴き、特に高周波な「キーン」という音は苦手なので、実はスマホ充電なのでもっと安価なもので良かったのですが、大容量のしっかりとしたモノのほうがノイズが少ないだろうと、ノイズ面を気にしてオーバースペックでも敢えてこちらを選んだという経緯があったりします。

まとめ

USB-PD対応（18W）でUSB-A（10.5W）もある。100cmのタイプCケーブル付きで価格も手頃。

iPad（５Vの10.5W）とMacBook12（14.5Vの18W）を同時にそこそこの速度で充電することも可能な出力。質感も良くて高品質感があります。そして何よりコンパクト。

コイル鳴き（ノイズ）も皆無で深夜、睡眠中の充電でも快適です。

小型で5・9・15VのPDに対応している充電器が欲しい方にはいい選択肢になるかと思います。