PCに安価な車系LEDテープを取り付ける方法を実践解説。
車のドレスアップ用品として販売されているLEDテープを自作パソコンに取り付ける方法ご紹介して行きます。
パソコン向けに販売されているLEDテープよりも圧倒的に安価かつ自由度を高くドレスアップすることができます。
「電源について」パソコンには12Vの電源がいたるところから取り出せるので12V LEDテープは接続できる!今回はファン電源を使用。
アドレサブルRGB LEDなど、パソコン向けのLED製品はたくさん販売されています。ですが、今回は車用などとして市販されている廉価なLEDテープを使用してパソコンのイルミネーションとして活用します。
車のLEDテープといっても色々ありますが、今回は最も一般的な単色で12V車に使用できるタイプを使います。※24V用LEDテープは使用できません。
いわゆる車向けなどとされるLEDテープは通常は車のシガーソケットやヒューズボックスなどから12V電源を取り出します。そして、実は、PCにもいたるところにDC 12Vが使用されており、LEDを光らせるのに必要な電源を取り出すことが可能です。
具体的には、例えば、マザーボード上のファンの電源は12Vになっています。なので、ファンコネクターからLEDのテープを光らせることが可能です。パソコンのファン製品は一般的に、DC 12Vで電流は0.5A程度までの製品があります。なのでそのくらいの負荷であれば問題なくファン電源から車用アクセサリーを動かすことができるわけです。
ということで今回はファンコネクターから電源を取り出すことといたします。このように使用していないファンので電源コネクターを流用して接続することにします。
なおファン電源以外だと、例えばGPUの補助電源なども12Vになっています。他にも4ピンペリフェラルやSATA電源などからも12Vや5Vの電源を取り出すこともできますね。
使用するもの。
使用するものは「LEDテープ」「電源スイッチ」「配線・電気ケーブル」「はんだごて一式」「熱収縮チューブ」です。それと今回はファンコネクターから電源を取り出すため、手元にあった不要なファンから切り取り外した端子部分を使用します。
なお、コネクター部分は汎用のジャンパー線などを使うこともできます。
ジャンパー線も良いですが、ハードオフなどのリサイクルショップでPCファンを買ってきてコネクター部分のみを使用するというのも安く済ませる方法としておすすめです。ファンのジャンク品なら300円程度でよく売られています。
LEDやスイッチ等の配線
LEDテープを必要な長さにカットしてはんだ付け。
必要な長さを考えながら配線。
上記の通りの極性でコネクターも配線すれば完成です。
ちなみに今回ははんだ付けを接続手段としましたが、LEDテープ用簡易コネクターや圧着端子などもありますので、ハンダを使用せず作ることもできます。
PCに取り付け
完成したLEDテープ一式を取り付けます。
LEDテープを貼り付け。
スイッチを取り付けて、配線の整理もします。
マザーボードのファンコネクターに接続・・・・取り付け作業は完了です。
【完成】LED点灯。動作確認
完成したのでLEDを点灯させてみます。
点灯させました。間接照明として付けたのでわかりにくいですが、マザーボード裏、机に光が差しています。
部屋を暗くするとわかりやすいですね。なかなか良い雰囲気です。
まとめ
これらを自作するスキルが有れば、他の形のLEDを使用したり、テープを細切れに配置するなど、光をコントロールしてこだわりの演出をすることもできます。
自作PCというよりMod PCの領域かもしれませんが、ご覧の通り非常に簡単なので、こだわりのパソコンを作る際の参考になれば幸いです。
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