高耐久なM.2 SATA SSD「Western Digital RED SA500」を購入簡易レビュー。【PS4で使用!】

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高耐久なSSD「WD RED SA500」を購入。PS4のSSDとして選んでみた。

ウェスタン・デジタルの「赤いやつ。」「WD RED SA500」を購入したのでレビューいたします。

NAS等の常時通電している環境に最適化されている製品ですが、当然、通常使用も問題なし。
PS4の外付けストレージ(拡張ストレージ)でソフトの高速読み出しなどを目的として購入しました。

開封からベンチマーク結果、通常のモデルとの違いなどをまとめてご紹介します。

高耐久M.2 SATA SSD「Western Digital RED SA500」

パソコン工房通販で購入。

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赤いパッケージ。NAS SSDと記載があります。

「NAS」=「ネットワークアタッチトストレージ」の大容量キャッシュ領域としての用途を想定したSSD製品です。※それ以外の用途でも当然使用可能です。値段が割高という点以外のデメリットは特に無いです。

開封。

ブリスターに入ったSSD本体と保証・注意などが記載されている紙類が入っていました。

SSD本体です。

赤いラベルが特徴です。

500GBと容量は大きくは無いですが、メモリチップは基板にびっしり敷き詰められており、メモリの面積よりも書き込み耐性を重視した設計が伺えます。

接続はNGFF SATA3.0 M.2 B&M-Key対応となっており、SATA3接続でありPCIe接続ではないです。

チップは片面のみで裏面は何も有りません。

クリスタルディスクインフォ

「CrystalDiskInfo」による追加のSSDの情報です。(↑上記では別途ケースを使用しUSB接続状態で確認しています。)

ベンチマークテスト(他SATA SSDとも比較)

SATA3.0対応の接続方法(PC内部に設置)で速度の確認を行います。

「CrystalDiskMark 6.0.2」の結果です。

左が本製品「WD RED SA500」で右は「Samsung 850 EVO 128GB」です。両共にSATA3.0(SATA600)で接続しています。

「Read」が読み込みで「Write」が書き込みの速度です。比較しているサムスンのSSDは古く容量も小さいものなので優劣を述べることはしませんが、高性能なサムスン製のSSDと比較しても見劣りしない結果です。

むしろシーケンシャル、連続の書き込み(一番上の段)は「422MB/s」と比較対象よりも高速で素晴らしいです。

大きな容量のデータの読み書きを高速に行えることが結果の数値からわかりました。

連続でベンチマークテストを行いSSDに負荷を掛けた時の温度は「最高56℃」を観測。(室温はエアコンで27℃前後。上記の温度確認ストレステストはUSB接続でPCケース外に出して実施しています。)

環境によりますがSATA接続とはいえそれなりに高温になります。現実の運用ではベンチマークテストのような高負荷が長時間続くことは考えにくいですが、比較的頻繁なアクセスやデータ書き換えを行う運用をされる場合はヒートシンクの取り付けを検討しても良いでしょう。

REDだけれどNAS以外の普通の用途に使えます。私はPS4に使います。

高耐久SSD・・・通常品と何が違うのか。普通の使い方をしても良いのかについて。

WDのNAS向けシリーズの「RED」が、通常のモデル(Blue・青)とは何が違うのかを軽くご紹介。

↓本製品「WD RED SA500(WDS500G1R0B)」のスペックシートの一部です。

引用 https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/wds500g1r0b.html

注目したいのは赤枠の部分。「耐久性(TBW)」と「信頼性(MTTF)」です。

↓は同メーカーの「Blue(WDS500G2B0B)」です。

引用 https://www.cfd.co.jp/biz/product/detail/wds500g2b0b.html

これらの指標を簡単に説明しておくと、TBWはSSDに何TB(テラバイト)書き込める耐久性があるのかについて示しています。200であれば累積200TB分のデータを書き込むと寿命となり、以降は徐々にデータを保存できない状態に劣化するということになります。

MTTF(平均故障時間)は耐久時間そのままと捉えて差し支えないです。いずれも数値が大きい方が耐久性が高いことを示しています。

数値を比べると、

TBWが「赤が350」で「青が200」。MTTFは「赤が最大200万時間」で「青が最大175万時間」。

でした。

なので両方の指標がNAS向け製品であるREDシリーズが高く、耐久性・信頼性がより高い製品となっています。

デリットは特になし。通常利用も可能。

NAS向けの高耐久品ですが、通常利用も可能です。デメリットは特にありません。(価格が割高という点を除けば。)

強いて言えば、NASやサーバーをはじめとする常時電源が入って動作している機器での使用を想定している製品なの頻繁に電源が遮断される環境は想定していない可能性もありますが、NASであっても夜間等にディスクの電源をオフにするスリープモードがある製品も多く、NAS=常時稼働とも限りません。そのため通常のPCやゲーム機などでも全く問題なく使用可能と考えて良いでしょう。

寧ろ、例えば、ゲーム機などでは稼働時間が長く、ゲームのダウンロードなど長時間のスタンバイモードを多用するユーザーも多いでしょうから、REDシリーズは適しているとも思っています。(通常品でも事足りますがね・・・)

まとめ 高耐久・高信頼SSDです。

WesternDigital製 WD REDシリーズ「WD RED SA500」のレビューでした。開封から簡単なベンチマークと通常モデルとの違いについてなどの解説までをご紹介致しました。

通常利用であれば高耐久SSDを選ばなくても良いですし、選ぶメリットも多くは無いですが、通常利用でも「高耐久性」「高信頼性」は精神衛生上の「安心」にも繋がります。工業製品なので当たり外れもあるでしょうが、信頼できるSSDを選びたい場合は高耐久モデルを検討してみるのはいかがでしょうか。

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