【レビュー】最安クラスで品質も良好!「彩風 AYA-KAZE RGB」12cm RGB LED付きファン
今回はScytheから出ている4ピン(非アドレサブル)RGB LEDを搭載したケースファン「彩風RGB」を購入し、実際に使用したのでレビューを行います。
市場最安クラスの価格ですが、ケースファンとしての性能、そしてRGBの光りとしてはどうなのか。確認していきます。
サイズ 12V4ピンRGB対応 AYA-KAZE RGB 彩風RGB
Amazonにて購入しました。
主なスペックは以下の通り。
型番:AYA-KAZE12-RGB
サイズ:120mm,厚さ25mm
回転数:400(+-200)~1500(+-10%)
風量:69.11 CFM(最大)
ノイズ:28.6 dBA
定格電流:ファン 0.15A / LED 0.22A
駆動電圧:12ボルト
電源コネクター・接続:PWM 4ピン
RGB接続:12V 4ピン
ケーブル長:50cm(ファン・RGBケーブル両方ほぼ同じ長さ)
ベアリング:ハイドロリックベアリング
MTBF:5万時間(35℃)
リブ:無し
ケースファンにカテゴライズされている製品ですが、CPUクーラーのファンとしても使用可能です。
リブ無しモデルなので針金で固定するようなCPUクーラーのファンとしても問題なく固定可能です。
ちなみに2021年9月現在は販売を終了しており、入手は店舗・店頭の在庫品か、もしくは中古品になります。
開封。内容物について
内容物はファン本体と、ファンを固定するのに使用できるネジが4本付属しています。
極めてシンプルな内容です。ちなみに、ケースファンには最初から制振・防振のためのゴムが装着されています。安価なケースファンだと、このゴムが自分で貼り付けるタイプもあるので、こちらはそのような手間がいらないのでありがたいです。
じっくり見る。品質・素材感などについて
本体を詳しくご紹介します。
まずは本体正面です。こちらから吸気します。
ファンのセンターにサイズのロゴシールが貼られています。軸のサイズとほぼぴったりの大きさのシールなのでファンにありがちな回転したときの中心ズレ・外観上の中心ブレはあまり気になりません。
(下)本体裏面です。こちらから排気します。
サイズのロゴが小さく入って、その周りに電圧や型番などの簡単なスペックが記載されています。
RGBという事を表現していると思われるデザインが入っていますが・・・うーん。かっこよくはないかな?。個人の好みにもよるかとは思いますが。
ケーブルの長さはファン用、LED用ともに約50cm。ファンのケーブルは編み込みのスリーブ付きです。※LEDのケーブルはスリーブなし。
端子は黒色で4ピン PWM制御対応です。
LEDのコネクターは初代Ryzen7のリテールファンなどで急に普及したものと同じ4ピンタイプ。12V系になります。デイジーチェーン用の分岐になっていますね。数珠繋ぎしない場合の端子保護のキャップも付属しています。
※5V 3ピンのARGBとは互換性がないので注意してください。
ファンブレード部分は乳白色で若干透明感のある樹脂となっています。
電球色と白色LEDの色がはっきりと区別できる。色を妨げず、かつ点の光をぼんやりと拡散する感じです。ちなみに後ほど見ていきますが、発光部分・LEDはモーターの部分・中心部になります。
中心から外側に向けて光が伝わっていくイメージです。
続いて一般的なケースファン・CPUファンと比較してみます。
同じサイズ製のケースファン・CPU付属のファンです。パット見でわかることとしては、まずブレードの枚数が明らかに違いますね。
彩風は11枚ブレードがあり、右のものは9枚しかブレードがないです。ブレードが多いので風圧に期待できる感じでしょうか。ブレードが少ない方は高速回転時の風量では有利でしょうか。
それから中央部分のサイズが違いますね。彩風のほうが大きい・太いです。
実際に使用してみる
それでは実際に使用していきます。今回はCPUクーラーのファンとして使用しました。ちなみにCPUはインテル Corei5-2400S 4コア4スレッド TDP65Wです。そしてCPUクーラー(ヒートシンク部分)は「SCYTHE MUGEN∞3 無限参 SCMG-3000」です。※サーマルグリスはDX-1です。
当サイトの関連記事
ベンチマークテスト「Cinebench R20」のマルチを実行しスコアとCPUの温度を確認してみました。
結果はCPUの最高温度は43℃でした。室温はエアコンを使用して約27℃です。
TDP65WのCPUですが普通に冷やしきれています。シネベンチ程度の短時間の負荷であればむしろかなり余裕があるようです。ファンの回転数については1000rpm以下でしたので参考になりませんが、風切り音はほぼ感じなかったです。目立つ振動音もなく静粛性は良好でした。
アイドリング時のCPU温度は約32℃と、室温プラス5℃程度で、体温よりも低い冷え冷え状態です。良いですね。
LEDの光り方について。
LEDを光らせてみました。輝度は全て最大です。
白です。(Red+Green+Blueの全発光)
赤です。(Red)
緑です。(Green)
青です。(Blue)
以上がR,G,B,の原色・LED単色発光です。
以下同時発光による組み合わせ例です。
黄色です。(赤+緑)
シアン・空色です。(緑+青)
マゼンタ・赤紫色です。(赤+青)
繰り返しになりますが全て12Vの電圧を掛けての最大輝度です。調光などは行っていない素の状態です。
光の強さは申し分なく、まず暗いとは思わない十分な光量があります。薄暗い環境では眩しく、周囲を照らす程度には明るかったです。4ピン 12V RGB LEDに対応しているマザーボードやRGB LEDコントローラーなどでその他の色や光り方、明るさにも調節可能なので例として参考になればと思います。
まとめ。RGB最安クラスで静かでコスパは良好でした。
千円ちょっとで購入できるRGB LED付きのケースファンとしては最安クラスの製品ですが、性能としては十分なものでした。また、変な振動がするなど品質的な問題もなかったです。
デザインが気に入るかなどは個人の好みとして、安くてて光る4ピンRGB LED対応ファンを探している方には選択してとして良いでしょう。
コメント