メーカー製PC「富士通エスプリモ」の静音化。CPUファンを静音ファンに交換した。
メーカー製スリムタワーパソコン「富士通Esprimo」のCPUファンのみを交換して静音化をしてみました。純正よりも回転数の低い静音ファンなので冷却性能の変化なども確認します。
富士通 Esprimo DH54 J(FMVD54J)
CPUは「インテル Core i5-3470」で3.20GHz~3.60GHz駆動、4コア4スレッドとなります。
4コアCPUで今でもそれなりに快適な性能を持つCPUです。TDPは77 Wでそれなりに電力を使用します。そのため発熱もそれなりにあります。
しかし、i7などのさらなる高クロックCPUと比較すれば発熱は抑えめです。なので純正状態でも特に冷却面に不安はありませんでした。むしろ多少余裕がある程度です。なので、今回は。冷却性能が多少下がるかもしれませんが。って書い低回転のファンに交換することで。 CPUファンノイズを減らしていこうというわけです。
なお、今回交換するのは「CPUクーラー」ではなく「CPUクーラー」に取り付けられているファンのみとなります。
交換に使用するのは「GELID Silent9」92mm 4pin PWM 2000RPM
使用するファンは「GELID Silent9 静音ファン 92mm ハイドロダイナミックベアリング採用 PWM」です。新たに購入したものではなく元々所有していたものです。右のファンが該当品です。
スペックは4ピン接続PWM方式対応、12V0‐.18A、2000RPMとなります。
また、ちょうど前々回の記事で同シリーズのファンの80mmモデルをレビューしているので、良ければご覧ください。
ぱそつく 安価な静音ファン「GELID Silent8」購入。電源ファンの交換に使用してみた。
元々のファンと比べます。
純正は「NMB-MAT 3610EL-04W-B76」。12V‐0.4A。回転数は調べていませんが3000RPMかそれ以上、4000RPM弱はあると思います。定格電流からもそのくらいは回る品かと推測します。
なので前述の通り明らかに風量は下がり、従ってCPUの冷却性能にも多少影響が出ると思われます。ですから今回は交換後と前とでパフォーマンスに影響がどの程度生じているのかも軽く確認します。
交換完了
交換します。作業は非常に簡単です。まずサイドパネルを開く。
そしてCPUファンコネクターの取り外し。あとは付け直す、元に戻すだけです。
交換完了。
薄いグレーのファンが交換したことを示しています。意外と満足感があります。
CPUパフォーマンスの変化
CPUに負荷を掛けるベンチマークテスト「Cinebench R20」を1回実行し、CPU温度とスコアを確認しました。
結果はCPUファン交換後のスコア「981pts」で、CPUの最高温度は「66℃」でした。
スコアの変化については、ファン交換前の純正状態では「963pts」でしたので「18pts向上」したことになります。向上と言っても誤差でしょう。ただ、少なくともこのテストにおいてはCPU性能に低下は見られなかったことになります。
なお交換前と後とのCPU温度はほぼ変化なしでした。この程度の負荷時間では冷却性能は間に合っているようです。
なのでこのような負荷での使用であれば静音ファンでもCPUパフォーマンスを問題なく発揮できることが確認できました。
静音性 明らかに静かになった。
目的の静音化についてはですが、結果は明らかに静かになったことを確認できました。
これまでは低負荷のアイドリングにおいても「ちりちり(くるくる回っている感)」という低音がしていました。高負荷時においては明らかなモーター音が気になっていました。しかし、交換後はアイドリング時ほぼ無音。高負荷時においてもわずかな風切り音がするのみで極めて静かになりました。
一般使用において冷却性能も間に合っており大満足の結果です。
しかし、余談ですが、CPUファンの音が静かになったことで電源ファンの音が気になってしまいました。なので記事の時系列では前後していますが「以前の記事」で電源ファンの静音化目的で同じシリーズのファンを購入しました。
まとめ 静音化成功。
「富士通 エスプリモ」の静音化たのめにCPUファンを静音ファン交換に交換を行いました。デメリット無く静粛性を高めることができて大成功といえるでしょう。大変満足しています。
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