簡単DIYで!ノートパソコン冷却台を作ってみました。〜無駄に光るRazer風
今回は、ノートパソコンの冷却台。「ノートPCクーラー」を作ってみたいと思います。作り方や、なぜそうするのか?などもご紹介していきますので、参考になれば幸いです。
技術や知識的には難しいことはなく、中学や高校での技術の時間相当だと思うので、道具を少し集め、多少予習すれば誰でも作れるかと思います。
今回はロマン重視で自作してみる。
ノートPCクーラーは、家電量販店やアマゾンなどで販売されています。なので別に作る必要はなく、今回のようにジャンク部品から作れば話は別ですが、自作しても新品部品で作れば逆に高価になる可能性もあります。なので堅実に行けば自作するより購入をおすすめでします。ですが今回は堅実性やコスパよりも”ロマン”を求め作ってみます。
高温なノーパソを冷やしたい!ついでにピカピカ光らせたい!
ノートPCは熱にシビアです。デスクトップパソコンでは冷却パーツに割けるスペースや電力がありますが、ノートの場合は小さな筐体に収めないといけませんし、バッテリー駆動も考慮し(省エネとバッテリースペースを確保するため)ファンも最低限しか搭載できません。最低限足りていると言うよりは冷却・排熱性能はわずかに不足気味です。とくに夏などは排熱が追いつかず性能がダウンしたり、キーボードの方にまで熱が来てしまったり、、、と、ノートPCは熱に弱いです。なので今回はノートパソコンを冷やすことができる「ノートPCクーラー(冷却台)」を自作していこうと思います。
それと折角自作するので、ついでにピカピカLEDを光らせたいと思います。(結果的にRazer風になってしまいました。狙ってはいませんでした。)
「作り方」それでは作っていきます。
それでは簡単にですが作り方・完成までの流れをご紹介します。
材料・道具の紹介。
材料は基本的に土台となる「板」と「ファン+電源」で構成されています。
今回はダイソーで100円+税で販売されている「MDF材」と、HARD OFFジャンク100円で購入した「PC用ケースファン」と「Wii用ACアダプター」を使用します。
これらだけあれば基本作れます。今回は光らせるため、「テープLED」と「スイッチ」を加えて使います。
ちなみに、Wii電源もLEDもファンも全て12Vです。全て12Vなのでただ、プラスマイナスをつなぐだけで動作させる事ができます。
道具・工具に関しては、アイディア次第で必要工具を減らすことができますが、今回は板を切るために「のこぎり」、カット面を整える「ヤスリ」、穴を開けるための「電動ドライバー」の以上3点を使用しました。
加工1. MDF材をカットする。
パソコンのサイズに合わせてカットしていきます。
サイズを測る上で注意したいポイントがあります。それはサイズを測る際、ノートパソコンの底面で測る。と言う点です。””物によってですけど、ノートパソコンは持ち上げやすいように底面の方にかけて、逆台形のような形になっているモノなんかがあります。
なので底面にフィットさせたい場合は底面でサイズを測ることをおすすめします。
今回はLenovo ThinkPad E430で14インチのパソコンですが、サイズは幅335ミリ、縦215ミリでカットしました。
市販のものは大きめなので場所を取りますが、こちらは使うパソコンの底面にぴったりなのでコンパクトに仕上がるはずです。
ちなみにアルミのL棒は台の足にしようと考え、台の幅と同じにカットしたものです。ココらへんは各自の工夫ですね。
加工2. 穴を開ける。
取り付けるファンを当てて下書きをします。ファンの穴を開ける前に、ノートパソコンのCPU、排気ファンの位置、底面通風孔の位置確認して、その近くにファンが来るようにすると冷却効果が高まります。
穴あけは(上)写真のようにドリルで穴をたくさん開けて、
それに沿ってハサミやニッパーでこじって、大きな穴を開けました。MDFは柔らかいので加工がしやすいです。
当然ですが切断面などはヤスリで滑らかに整えましょう。
加工3. 配線・取り付け作業。
予めファンとLEDを並列に接続します。プラス側にはスイッチを入れてみました。スイッチによりファンとLEDをそれぞれオンオフすることが可能になります。
ファンをネジ止めします。
ネジはケースファン用のインチネジがあればそれを使えば良いのですが、今回は無かったので、代わりとしてホームセンターなどで購入可能な「5mmのネジ」を使用します。少しぴったりすぎますが普通にケースファンのネジとして代用できます。
ネジでファンを固定したら、配線類を固定します。今回はグルーガンで固定しました。ボンドやテープでもOKですね。
加工4. 縁をつける。※任意
台の縁にノートPCに密着するようにとエアチューブ(観賞魚向けの)を取り付けてみました。パソコン底面との密度を高めて、ファンの空気を効率よくPC内部へ送り込もうという考えです。
こういった工夫も自作の楽しさですよね。ただの思いつきでしたが、結果としてかなり冷えました。※次回の記事で冷却台の冷却効果を検証したいと思います。
ちなみに、MDF材の板をカットした後、周りをぐるりと銀のテープ(アルミテープ)が貼り付けてあったのも、このエアチューブをグルーガンで張り付きやすいようにする為だったりします。
加工5. 足をつける。
加工も終盤で、最後に角度をつけるための足を取り付けます。足は何でもいいですが、今回はボルトをグルーガンで貼り付けました。強度的には問題があり、もっとガッチリ付けることをおすすめします。木片をつけたり、穴を開けてボルトを付けたり、工夫ですね。
完成です。
完成です。今回はボンドなどの乾燥時間を要する接着剤を一切使用せず、グルーガンを多用したので作業が終わり次第使える状態に完成します。
スイッチも機能します。ファンだけ回したり、LEDだけ光らせたりもできます。※並列に接続してスイッチを間に入れているだけです。それをWiiのACアダプターに繋いでます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。道具や材料をある程度揃えられないと作れませんが、逆に揃えられるのであれば特別な技術もなく作れるので、DIY好きであればぜひ道具類をコツコツ揃えつつ挑戦していただければと思います。
出来としてはDIY感がありますが、暗い部屋で見るとなかなかの存在感(Razer感)で、満足です。今回は作り方編ということで紹介しませんが、冷却性能としてもしっかりしていて、大きな冷却効果を確認できました。次回は詳しくこちらの冷却台の性能をテストしてみますのでよければ合わせて御覧ください。
それとYouTube動画もありますのでご興味がありましたらご確認ください。動画のほうが詳しく説明できている点もあるのでわからないところの参考にもなるかもしれません。
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