mSATAを2.5インチドライブへ変換。「Sabrent mSATA 2.5インチ 変換/アルミニウムエンクロージャー (EC-MSSA)」

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mSATA SSDを2.5インチドライブにできる。「Sabrent mSATAを2.5インチSATA IIIに変換/アルミニウムエンクロージャーアダプター (EC-MSSA)

mSATA SSDを2.5インチドライブにできる変換ケース・エンクロージャーを購入したのでレビューします。

取り付け方や、SSDの速度・パフォーマンスなどをご紹介します。

Sabrent mSATA 2.5インチ 変換/アルミニウムエンクロージャー (EC-MSSA)

アマゾンにて購入しました。 mSATA to SATA(SATA to mSATA)

Sabrent mSATA 2.5インチ 変換/アルミニウムエンクロージャー (EC-MSSA)

mSATA(Mini SATA)と言うMini PCI Expressと同じ端子形状をした差し込みタイプのSSDを、一般的なSATA接続の2.5インチドライブへ変換できるケース・アダプターです。

速度・通信規格もSATA III(600)に対応しているので、mSATA接続のSSDの性能を引き出すことが可能です。

開封・内容物

開封して中身・付属品などをご紹介します。

開封しました。スポンジで囲われて保護されていますね。

こちらが内容物です。

  • エンクロージャー本体
  • mSATA SSD固定ネジ
  • ドライバー(小 プラス)
  • 書類(説明書・連絡先カード)

内容物は以上でした。本体とネジは当然ですが、親切にもドライバーが付属していました。

ドライバーの形状は普通のプラス(小さい。精密ドライバーのように見える)なので無くてもいいですが、お持ちでない方には助かるかもしれません。

ケースの材質はアルミニウム系。軽くてひんやりしています。

形状・サイズは2.5インチSSDとほぼ同じです。

厚みはノギスで測ると「約7㎜」でした。一般的な2.5インチSSDの厚みが約7ミリ~7.5ミリなので、それと同等ですね。

2.5インチHDDは一般的なものは約9.5ミリなので少し差があります。※通常のSSDも同じくHDDより薄いので同様ですが。

通常のSSDと見比べてみる。

通常のSSD(2.5インチ)と見比べてみます。形状だけでなく端子、ネジ穴の位置なども同じなのかを確認します。

比較で並べているのは「Samsung SSD 120GB 850 2.5インチ(MZ-7LN120B/EC)」です。至って標準的なSSDです。

端子部分です。上がSAMSUNGのSSDで、下が今回のケースです。
端子部分は規格はもちろん、位置や方向もほぼ同じと言って良いでしょう。ノートPC等きっちりとはめ込むように取り付ける場合でも、十分な互換性がありそうです。

PCへの固定の際に使用されるネジ穴の位置も同じ。横にも裏にもちゃんとありました。ネジのサイズなどももちろん同じでした。

変換アダプター・ケースとしての互換性は十分です。

mSATA SSDを組み込む。方法・手順

それでは実際にmSATAのSSDをケースに取り付けていきます。

ちなみに今回取り付けるSSDは「SanDisk mSATA SSD UltraII 256GB(SDMSATA-256G)」になります。

既に販売は終了している少し古いSSDです。※とは言っても当然SATA3には対応しており、シーケンシャル読み書き最大500MB/秒クラスの高速なSATA接続(mSATA形状)SSDです。

さて、作業開始です。

取り付け方法は非常に簡単。付属しているマニュアルを見れば、空白・余白の多さから簡単さが伝わってくると思います。

まずは、少々見にくいかと思いますが、背面にある透明の持ち手(ベロ)を引っ張ってケースを開きます。

ケースを開けました。

次にSSDを接続します。SSDは斜めにした状態で端子に差し込みます。※端子には切り欠きがあり、裏表間違えることはありません。裏表がわからない場合は切り欠きを見てください。大抵はSSDのラベルが表になるようにすればOKです。

SSDのを固定します。使用するネジは付属しています。付属のネジには2種類あり、SSDの固定に使用するのは大きなネジ(2本)です。

SSDの固定完了です。

最後に蓋を戻して、小さい方のネジ4本を使用して蓋を固定すればSSDの搭載は完了です。

PCに接続して使用する。速度テスト

mSATA SSDの組み込みが完了したので、実際にパソコンに搭載してちゃんとSSDの速度が出るのか試してみます。

今回はクリスタルディスクマークを使用してベンチマークテストを行いパフォーマンスを調べてみました。

以上が結果です。

連続した読み書き、シーケンシャルアクセスでは読み込みで「約489MB/秒」、書き込みで「約478MB/秒」となりました。

それ以外のランダムアクセスについてもSATA SSDとしては一般的というか良好な結果となっており、ケースを付けたからと言って極端にパフォーマンスが低下するということもありませんでした。

また、クリスタルディスクインフォも確認してみました。
クリスタルディスクインフォでは転送モードは「SATA600」(SATA3)となっています。

それから、ベンチマークテスト(1GiBを5回)を行った後に確認した温度も「約44℃」と問題なく、SSDの発熱・排熱に関する問題は今の所なさそうです。

実際に使用した感想としても特に問題はなく良かった。変にコイル鳴きすることもないので一般的なSSDと同じように快適に使用できました。

まとめ

今回は、「Sabrent mSATA 2.5インチ 変換/アルミニウムエンクロージャー (EC-MSSA)」のレビューでした。

この手の変換ケースは国内外問わず、たくさんのメーカーからたくさんの製品が販売されています。
しかし、M.2系の製品が多く、意外とですが「mSATA用」というのはそこまで多くはないのですよね。なのでmSATA SSDを2.5インチへ変換して使用したいとご検討中の方にとっては良い選択肢になる製品です。

mSATA SSDを通常のSATAに加え、USB3.0にも対応させる事ができるケースもあります。

 

動画版もあります。

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