iPhone7 ジェットブラックのキズを磨いて消す方法。使える研磨剤と無駄だったモノなど。

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iPhone7の最高の黒「ジェットブラック」のキズをきれいに消す方法 ~効果的な研磨剤と無駄だったモノ~

iPhone7の新色(限定色)ジェットブラックのキズ消しについてです。

今回はキズ消しに使えた研磨剤と研磨方法、それから試したものの効果があまりなかった研磨方法などについてもご紹介していきます。

最高に美しい。素晴らしく良い黒「ジェットブラック」だが、キズが気になりすぎるし、その上傷つきやすい。

私が2021年現在でもとても気に入っているiPhone。iPhone7ジェットブラックです。非常に美しくそして軽量で扱いやすい。性能もまだOK。何も文句はないのですが、この最高の色「ジェットブラック」は傷つきやすくそしてそのキズがかなり目立つ・・・美しいからこそこの色を選んで購入したのですが、この状態は果たして美しいのだろうか。点々と全体がキズだらけです。一応Spigen・シュピゲンのケースを付けていたのにこの状態です・・・アップル純正の保護カバーであればこうはならなかったのかな。それはともかく。

「ああ、新品のようなヌルテカをもう一度みたい。」ということでこのキズを磨いて消してきれいにしたいと思います。

ジェットブラックは磨いてこのツヤを得ている。そのため浅いキズなら磨いて軽減が可能。

iPhone7のジェットブラックは新品時というか製造時に磨き上げることでこのようなツヤを表現しているとのこと(7のプロモーションビデオに製造方法の解説があった)。

他のゴールドやブラック、ローズゴールドなどは基本アルマイト処理(だけ)なのでキズを消そうと磨いても、それではアルマイト処理で出来た硬い表面の層を削るだけで修復は全くできません。むしろ本来の質感が失われ(損なわれ)更にボロい状態になります。

しかしiPhone7のジェットブラックではそもそも磨いて仕上げたボディなので、白いアルミ素材がむき出しになるほどのキズは修復できませんが、ツヤが損なわれているくらいの薄いキズであれば磨いて軽減することが出来ます。

実際にいろいろ試してみる。「使えた研磨剤」「使えなかった研磨剤」

それでは実際にいつくかの研磨方法を行ったので、その結果わかったキズ消しに「使える研磨剤」と「使えない研磨剤」をご紹介していきます。

ちなみに「なぜ、使えなかったモノまで紹介するのか?」ですが、今回の例では使えなくても、より薄い傷なら消すことが出来るかもしれないからです。

磨くというのは表面を削る事、なのでキズを消せる最低限で抑え余分なところまで削るのは避ける事が望ましいです。表面を削れば削るほど新品時とは異なった状態になるのは想像でもおわかりいただけると思います。新品のような質感を維持するためには最低限の研磨で済ませるのは重要です。

ですからお持ちのデバイスの状態と今回お見せする状態を比較して、私のでは効果が薄いが、自分のであればこれでも行けるかも!と参考にしていただければと思います。

ということで研磨力の弱いものからご紹介していきます。(今回は効果が見られなかったものから先にご紹介します。)

効果薄(ほぼ効果なし)「金属磨きクロス」

ダイソーで購入。100円プラス税です。磨くことが出来る金属は「金・銀・銅・真鍮・アルミ」と説明されています。装飾品など比較的柔らかい金属の光沢だし・汚れ落としに使うものです。

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それで実際に磨いてみましたが効果は感じられませんでした。

iPhone7はアルミで出来ています。なので磨ける金属にアルミと表記されており、含まれているのですが、実はiPhoneの場合ボディの主な素材ががアルミでも表面は酸化皮膜などで処理させており、アルミではあるものの表面はアルミよりも固く変質しています。※色付けだけななく強化もさてれいます。

なのでアルミが磨けるものでも表面処理されたアルミは磨けない(こともある)というのが結果です。

効果なし「車向けコンパウンド」

車のキズ消しやボディーのくすみ取りなどに使用するコンパウンドです。結果としてはiPhoneのジェットブラックには歯が立ちませんでした。私が試したこちらのコンパウンドセットは荒い順から「細め、中細、極細」と3段階の粗さがセットになっていたのですが、最も荒いものでも何も変化を感じないくらいで、きれいにもなりませんが傷も付きませんでした。良くも悪くもほとんど効果なしです。まあ、車の塗装をきれいにするためのものなので硬い金属を磨ける能力はないということでしょう。

効果あり「ピカールケアー」(手磨き)

ここからは効果があった方法についてです。

ピカールケアーです。アルミや真鍮、それからステンレススチールまで、柔らかい金属から硬い金属まで対応。またプラスチックなども硬いものであれば磨くことが出来ます。キズ消しや光沢だし、汚れ・錆落としに使用可能。

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実際に磨いてみたところ明らかに効果がありました。表面を少しずつ削って傷が減っていっているのが分かりました。

ただ、ステンレスの磨きに対応した比較的強力な研磨剤ピカールケアー(研磨剤:アルミナ 3μ)でもかなり磨くのに時間がかかります。

意外にジェットブラックの表面は硬いことが分かります。傷は付きやすいですがね。

ピカールケアー+電動工具

手磨きではかなり時間がかかるので、電動工具を使用してみました。私は磨きができる工具を持っていないので、インパクトドライバーの先端のビットに適当なスポンジとコットンを巻いて輪ゴムで止めた、雑なポリッシャービットを作ってこれを使用してみました。シングルアクションポリッシャー的な感じ。

上)自作したポリッシャー(雑)を使用しiPhone7ジェットブラックをピカールケアーで研磨。

手磨きでは時間がかかっていましたが、電動工具を使用すれば時短になります。(磨き方向が手磨きとは異なるので仕上がりが違ってくるかもしれません。)

満足いくまで磨いたら、残った研磨剤を拭き取り、エタノールなどで脱脂・洗浄して完了です。

ビフォー・アフター。結果。

上)磨く前です。

下)磨いた後※電動工具などを駆使し、個人的に満足できるまで磨きました。

いかがでしょうか。点々とした傷はほぼ消すことが出来ました。

黒の光沢が僅かに浅くなった印象が肉眼では感じましたが、傷が消えたことによるツヤ感アップの方が大きい。

カメラ周辺を見るとわかりやすいです。どれだけきれいに出来たのか。それと黒の深みがキズ消しでどの程度変化したのか。※カメラ周辺は磨いていません。本来の色ツヤです。

まとめとコツなど

最後にまとめと、実際に磨く際のコツ・注意点などをお話します。

コツ・注意点ですが、やはり磨く効果の弱いものから試して、ダメならより効果の強い研磨剤を使用する、といったように段階を踏むのがおすすめです。また今回はマスキングなどはしませんでしたが、このピカールケアーは石油のような匂いで、隙間に入ると匂いが取れにくくなるので、カメラ周辺や側面などを磨く際は、細い溝や穴に研磨剤が入らないようマスキングーテープで覆っておくと良いでしょう。

まとめです。今回はiPhone7のジェットブラックの傷をピカールケアーできれいにしたというレポートでした。ピカールケアーはジェットブラック以外にもステンレスやアルミの磨き、プラスチックの磨きなどにも使え、錆落としとしても活用できます。価格も安価なので買いやすいですのでおすすめです。ただ、今回はきれいに磨き上げる事ができましたが、これまでご注意致したように磨き過ぎには気をつけてください。いくら磨いても傷が落ちず、気がついた時には全体の黒の深みが薄れていた、なんて状態になりかねません。研磨剤がついているときは状態を把握しづらいので、磨き過ぎないためには、こまめに研磨剤を拭き取って確認を繰り返すと良いでしょう。

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