高機能かつモダンで薄型コンパクトなマルチ無線キーボード「Logicool MX Keys Mini」購入レビュー

PC周辺機器

Logi BoltとBluetoothで3台までペアリング対応。高機能コンパクトキーボード「ロジクール MX Keys Mini」詳細レビュー

今回は、高機能かつモダンなデザインで超かっこいいロジクールのキーボード「MX Keys Mini」を購入したのでレビュー致します。

高品質でコンパクトで無線で・・・そして光る。日本語配列でもちろん技適などの国内法を厳守した正規品。
これを待っていた!という方多いハズ。

本体の詳細解説から質感、ソフトウェアで設定可能な内容の全てに至るまで、詳細にご紹介致します。

主な仕様と価格「ロジクール MX Keys Mini」

主なスペックをご紹介していきます。

ロジクール MX Keys Miniミニマリスト ワイヤレス イルミネーション キーボード KX700
本体サイズ(幅×奥行×高):296mm×132mm×21mm
本体重量:506g
カラー:グラファイト(他、ペイルグレー、ローズ)
キーレイアウト:83キー日本語配列
キー構造:パンタグラフ式
キーピッチ:19.0mm キーストローク:1.8mm
接続・通信方式:Bluetooth、Logi Bolt(マルチペアリング 3台まで※組み合わせ不問)
使用電池:内蔵充電式リチウムポリマー電池
充電端子:USB Type-C(充電専用)
フル充電時間:4時間
電池寿命:フル充電で最大10日間、
   バックライトをオフで最大5か月間
   (使用状況、環境により異なります)
操作距離:約10m(使用状況、環境により異なります)
対応OS:Bluetooth Low Energy対応デバイス:Windows 10 以降、
   macOS 10.15 以降、iOS13.4以降、iPad OS 14以降、Linux、
   Chrome OS、Android 5.0以降

ロジクールのMXマスターシリーズから登場した、コンパクトキーボードになります。
メカニカルキーボードでいうところ、60パーセントモデルと似たサイズ感になります。
キーレイアウトは日本語配列で、83キーです。キーの構造はパンタグラフ式。

一般的なモバイルノートPCなどと同じ配列・キー方式となっています。

MX Keys Miniは主にBluetoothで使用されることを想定しているのかUSBレシーバーの「Logi Bolt」は付属していないのは残念。レシーバーは単品でも販売されているので、単品で入手するか、別のLogi Bolt製品に付属していたレシーバーに追加ペアリングするなどで使用可能です。

ペアリングは3台まで対応。ロジクール FLOW対応マウスとの連携機能もあります。

それで、価格についてですが、メーカー公式販売価格は税込み、15,950円です。
Amazonだと記事執筆時2024年3月2日現在で12,920円でした。

まとめると、パンタグラフ式の高級なコンパクト無線キーボード。という感じでしょうか。
AppleのMagic KeyboardのWindows版という印象もあり、MacもWindowsも両方を1台で操作したいというニーズにも適しています。

スリムなパンタグラフ式のキーボードはぴんきりですが、市場にはどちらかと言うと安価なものが多く、高性能、というか高品質なパンタグラフ式のキーボードって、意外と少ないので、魅力的なモデルではないでしょうか。

少し値段が張りますが日本語配列に対応した丁寧な製品なので、決して割高では有りません。

なお、通常版とAmazon限定版がありますが。その違いは保証期間のみです。Amazon限定版は保証1年。通常版(Amazonでも取り扱い)は保証期間2年です。それ以外は全く同じ製品です。

Amazon限定版(保証期間1年):MX Keys Mini
通常版(保証期間2年)Amazonリンク:MX Keys Mini

開封・内容物紹介

開封します。

パッケージにはプラスチックがほとんど使用されておらず、環境に配慮した梱包がされていました。

内容物・付属品は「キーボード本体」、「USB TypeA to TypeCケーブル」、「保証書などの紙類」以上です。

中身は極めてシンプル。個人的には、USBケーブルにケーブルタイが付属しているのが地味に嬉しいかもしれません。USBケーブルは細めの上質なものなのでスマートフォンの充電に使用しても満足度の高い質感でした。

本体チェック・各部紹介

続いて本体を見ていきましょう。
まずは天面、キートップ部分です。配列については、日本語配列としてしっかり作られており全く違和感はないです。

キートップの印字に関しては、ローマ字・アルファベットがキーの中央に配置されてデザイン的に良いです。
ただ、Mac向けのキー印字もあるので、最下段の1列が若干ごちゃついてる印象がありました。

あとは、まぁるくキーがくぼんでいたり、ホームポジションの出っ張りが強めに付いているなど、正確に打鍵しやすいように工夫されているのも特徴ですね。

コンパクトなキーボードですがキーピッチやキートップのサイズは標準的でいい感じ。キーストロークは実測で約1.5~2mm。パンタグラフ式やシザー式では普通かやや深めかな。

ファンクションキーは、標準ではキートップの印字と同じ機能をします。
F1やF2等を押す場合は「fn」キーを押しながら行います。

その他としては、このキーボードはバックライト付きで光るのでファンクションキーに明るさ調整のキーがありますね。

底面にはゴム足があるのみです。
ちなみにチルト機能はないので角度変更はできません。

傾斜的には、およそ5°〜6°といった感じでした。

そのまま側面を見てみますと、こんな感じ。特に何もなしです。

前面です。前面も特になし。スッキリしています。

最後に背面です。背面は左の方に電源スイッチと充電コネクターがあります。

繰り返しになりますが、このUSB Cポートは充電用で、有線接続でUSB有線キーボードとしての利用には非対応となっています。

それから本体の素材についてです。

本体の素材は基本プラスチックになっています。
天面などは一見アルミ製のようにも見えると思いますが触った感じ金属のような感覚が無く、間違いなく樹脂製、プラスチックだと思います。
価格からしてアルミ合金製でも良いと思うので、樹脂なのは少しがっかりしました。ですが、質感や作り込み自体はかなり良くて、満足はできました。

Bluetoothペアリング

実際に使っていきます。まずはペアリングしていきます。
ペアリングの方法はい至って普通。初めて電源を入れた時は、自動で第1デバイスでペアリングモードになっています。
PC等、接続先で機器の追加作業を行えばOKです。
手動でペアリングモードにする方法は、キーボード左上にある1~3の登録デバイスボタンを長押しするだけです。
ボタンは3つあるので3台まで登録可能です。

今回はWindows11のPCでBluetoothペアリングしてみました。

OK。ペアリング完了です。
これで普通にBluetoothキーボードとして使うことができます。

別売の「Logi Bolt USB レシーバー」を試す

個人的には購入の決め手にもなったこちら「Logi Bolt USB レシーバー」も試していきます。

Bluetoothの気軽さも良いのですがスリープになったり、遅延が何となく気になったりするので安定のUSB無線で運用したいと思っていました。
なので今回、別売りにされているレシーバーを単品購入しました。

こちらのUSBレシーバーをPCなどのUSBポートに接続します。
今回のように、別売りでレシーバーを用意した場合はペアリングが必要です。
ペアリングは「Logi Options+(ロジ オプションズ プラス)」というソフトで行います。

https://www.logicool.co.jp/ja-jp/software/logi-options-plus.html

ソフトはロジクールのWEBサイトから入手可能です。(ダウンロードページはこちら。
なお、ソフトウェアのシステム要件は「Windows 10以降」「macOS 12以降」とのことでした。

ペアリングさえしてしまえば単なるUSBレシーバーとして振る舞うので、ソフトのない環境、例えばPCのBIOS等でもUSBキーボードとして使用できるようになります。

ソフトをインストール後、「Logi Bolt USB レシーバー」とのペアリング・デバイス登録を行います。

方法・手順をざっとご紹介します。

まずは「デバイスの追加」をクリック。

次に「Logi Bolt レシーバー」をクリック。

MX Keys Miniの任意のデバイス登録ボタンを長押し。

目的のデバイスが表示されればそれをクリック。

表示された数字をキーボードので入力しエンターを押す。

これにて「Logi Bolt USB レシーバー」にデバイスの相互登録が完了。ペアリング状態になります。

ちなみに、今回とは違いロジボルトがもともとセットになっている製品の場合はペアリング済みで出荷されるので各自でペアリングする必要はありません。PC等に挿せばそのまま使用可能です。

打鍵感や打鍵音について

(上は、過去にレビューしたマイクロソフト デザイナーズコンパクトキーボード。下が今回の製品。)

次に打ち心地・感触やタイピング音などについての感想をお話して行きます。

まず本体はプラスチック製ですが、剛性感があって、打鍵音も打鍵感も両方しっかりしている印象でした。キーの重さは標準的です。
まあでも強いて言えば、ほんの少し硬めかな?

音量については十分静かで他の薄型系キーボードと比較しても特別大きくはないです。
一般的なノートPCと同じパンタグラフ式なので、かなり静音性はあるかと思います。

キーの大きさや日本語配列も違和感のない標準的なもので、全く不満なくタイピングできて打ちやすい。
また、ホームポジションの出っ張りもかなりはっきりしていてわかりやすくて良かったです。

LEDイルミネーション・バックライトについて

LEDバックライトについてです。LEDの明るさは明るさは7段階で調節可能。当然、消灯も可能です。

光の強さはそれなりにあり、MacBookのキーボードバックライトと同等かそれ以上に明るくなります。

光り方は均一で、細かい部分のキーの透過もおかしなところはなく良好。隙間から漏れ出る光も眩しくなく上品です。

なお、常時点灯は不可能です。省エネのため使わないと5秒位で消えますが、使うときには、押してから光り始めるのではなくてキーを押す前、触れるか触れないかの時点で発光してくれます。
キーボードの内部にタッチセンサー(物体が近づいたことを検出するアンテナ)があるようです。
そのため真っ暗でキーの文字が見えない環境でも、1文字目からミスすること無く入力できます。
上写真のようにキーボードの縁を触れるだけでも点灯してくれます。

光る必要性はないのかもしれませんが暗い部屋で動画を見ている時など
矢印キーや一時停止のスペースキーを押したいとか
そういった時には光ってくれるとすぐにわかるので便利です。

管理ソフト「Logi Options+」で設定できることの全て

管理ソフト「Logi Options+」で設定できることについてご紹介します。今回はロジボルトでペアリングした状態でご紹介していますが、Bluetoothでペアリングした場合も同じ設定項目でした。

まず設定可能なキーは「F4 、F5、F6、F7、F8、F9、F10、F11、F12、ins」のキーです。これらのキーは機能を再設定可能です。

あとは、基本設定として「F1~F12、Insキーの裏表切り替え」、「Win/Macレイアウト切り替えオプション」、「バックライトの無効化」、「バックライトの省電力設定」、「特定キーの無効化(Caps Lock、Insert、Windows・スタートキーのこれら3キーを任意)」以上の設定が可能です。

それでは各キーにバインドできる設定可能項目について全てご紹介します。

キーボード同時押しの設定機能とSMART ACTIONというこのソフトウェアのマクロ機能を使用可能。その他にも様々なアクション・ファンクションを再設定可能。

以上です。

 

個人的には画面キャプチャ(Print Screen・プリントスクリーン)の機能をよく使用するので、元々画面の切り取りとなっているところを変更しました。

ちなみに、設定は基本的にキーボードに保存されません。
(F1等のファンクションキーの裏表入れ替えはキーボード側に保存されました。1度ソフトで設定すれば別のPCにレシーバを差し替えても裏表設定だけは有効でした。ただし、それも1~3番の登録デバイスそれぞれで保存されます。例えば1番にロジボルトの場合、そのレシーバーを他のPCで使用してもそのまま有効ですが、2番切り替えると1番のファンクションキー裏表設定は無視されます。)

十分な設定可能項目が用意されていると思います。

スリープモードなどについて

無線キーボードによくあるスリープモードについてです。
※ここで言うスリープモードとは、電源が入った状態で無操作放置して、ある程度の時間の後、キーボード操作1打目が無反応や遅れて反応する状態のことを指します。

まずLogi Bolt接続についてですが、こちらはスリープモードなどはなく、数時間放置しても1打目から遅延なく正確に反応しました。安定性についてもロジボルトは反応もよく、途切れることも無くて安心できました。
※USB3.0機器のノイズによる不安定性はありました。ポートを別のところにしたりUSB2.0ポートに接続することで解決しました。なおUSB3系によるノイズ問題はロジボルトに限った話では有りません。

それから意外にもBluetoothでも安定性はいい感じでした。
2時間弱放置しないとスリープにもならないので、全然悪くないです。

さすがそこそこの値段するだけはあります。素晴らしい安定性でした。

まとめ「カッコいいだけじゃない。高機能な一品」

ロジクールのスマートなパンタグラフ式キーボード「MX Keys Mini」のレビューでした。

シンプルでカッコいい。LEDも便利かつ綺羅びやかで素敵。質感が良く満足感がある。良質な日本語配列薄型ワイヤレスコンパクトキーボードでした。

しっかりしたパンタグラフ式のスリムなキーボードが欲しい方には良い選択肢になるかと思います。

別売りではあるもののLogi Bolt接続にも対応しているのが良いと思いました。
Bluetoothのみだと、PCのBIOSでは使えないですし、USBレシーバー接続のみだとスマホやタブレットでは不便です。

ということで、様々な環境にて共通で使えるスマートなキーボードとして今後も使っていきたいと思います。

Amazon限定版(保証期間1年):MX Keys Mini
通常版(保証期間2年)Amazonリンク:MX Keys Mini

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