USB-DAC・AUX(3.5mm)・Bluetooth全部内蔵のスピーカーアンプ「Nobsound NS-10G Mini」レビュー。デスクトップオーディオに最適

PC周辺機器

PCオーディオに最適!USB-DAC&Bluetooth&アナログ入力に対応するパワーアンプ「Nobsound NS-10G Mini」

デスクトップオーディオ(PCオーディオ)快適化計画ということで、机の上でパソコン用オーディオにぴったりそうなアンプ(中華アンプ)を購入しましたのでご紹介します。

購入~開封「Nobsound NS-10G Mini」

Amazonにて購入しました。価格は非常にお手頃です。ロゴ違いで量産型のいわゆる中華アンプです。スペック・詳細は開封後、中身と一緒にご紹介するとして、まずは開封です。

蓋をあけるとかなりきっちり入っています。今回は電源が付属したセットタイプを購入したので、アンプ単品、電源なしだともう少しスカスカでしょうね。別パッケージの可能性もありますが。

内容物・付属品

セット内容・付属品の紹介です。今回は電源がセットの方を購入してみました。紹介すると、右から

  • 「Nobsound NS-10G Mini」アンプ本体と説明書
  • USBケーブル(USB-A to micro B)
  • 3.5mmステレオミニケーブル(オス-オス)
  • RCAステレオミニ変換ケーブル
  • AC/DCアダプター「NS-02G-6012(12V、5A)」

以上です。

セット品の特徴である付属しているACアダプターですが、こちら「12V、5A」の「最大出力60W」の比較的高出力な電源です。今回のアンプは100Wの出力があるとのこと(24Vの場合、12Vではその半分程度とのこと)なのでこのくらいハイパワーな電源が必要だと言うことでしょう。写真にはありませんがこちらのACアダプターにはコードにフェライトコアがついていました。アンプに使用するということでノイズ面を考慮してでしょう。良いですね。

付属しているUSBケーブルはタイプCではない一昔前のAndroidスマホと同じケーブルです。特殊なものではなく、一般的なmicroUSB(micro B)なので断線しても市販のケーブルを使用できます。付属のmicroUSBケーブルは若干太めですがしなやかでした。

ちなみにですが、電源アダプターの形状的には3.5インチの外付けHDDの電源と同じでした。電圧も12Vで同じです。主流の外付けHDD電源は1.5A程度なので出力的には半分以下ですが小さな音量でしか鳴らさないのであれば十分使用できるかと思います。※使用できました。DCポート直径5.5x内径2.1mmのものなら互換性があります。

「Nobsound NS-10G Mini」のスペック・詳細

それでは本体について見ていきます。

スペック・詳細

タイプ:パワーアンプ
アンプチップ:TPA3116×2
チャンネル数:2CH(ステレオ)
最大出力:50Wx2(左右)
推奨スピーカー:40~120Wのパッシブスピーカー(インピーダンスの記載はなし※)
オーディオ入力:USB、Bluetooth4.0+EDR、AUX(3.5mmステレオ)
オーディオ出力:スピーカージャック(バナナプラグ対応)
インターフェイス:AUXジャック、Micro-B USBジャック、DC 9V-24Vジャック
電源入力:DC 9V-24V
本体サイズ:W80×D53×H22mm

以上が主な製品スペックです。それとスピーカーのインピーダンスに関しては記載がありませんでしたが、手持ちの「4Ω」「6Ω」「8Ω」の3種類のスピーカー(無論アンプ非搭載のパッシブスピーカー)に接続して鳴らしましたが、どれも普通に鳴りました。音量が足らなかったりもなく普通に楽しめました。

サイズもコンパクトなオールインワンパワーアンプですね。唯一の仕様上の注意は最高出力はDC24Vで電源を供給したときであり、それ以下の例えば12Vであれば最高出力100Wにはならず50W 程度しか出ないのでその点注意してください。これはアンプ(IC)の特性なのでしょうがないことです。(50Wでも超爆音です。小型なスピーカーでは耐えきれないパワーです。)

入出力関係はAUX(アナログ入力)を除き背面にに集中しています。類似製品にボリュームつまみが本体上面にあるものがありますが、それはポート類が前面と背面にばらついていたので、比較するとこれは設置した際スッキリと配線できそうでいいですね。USBや電源、スピーカーは接続しっぱなしで運用するケースがほとんどでしょうからね。

実際にスピーカーに繋いで鳴らしてみる。

それでは、ここからは実際に使用してみての使用感や使い方についてご紹介していきます。

使用法1. USB-DAC(外付けサウンドカード)として試す。

まずは個人的に最も使用したい方法の「USB-DAC」として試してみます。まずは(上)写真のようにWindowsパソコンの接続してみました。

USBを接続すると自動的にドライバーが当たって(標準ドライバー)、使用可能になります。なにか特別なソフトをインストールする必要はなく、ただUSBを接続するだけで使用できました。※windowsの音量マークから出力先をこちらのアンプに指定します。

音質に関してはパソコンについているイヤホンジャックからアンプに繋いで鳴らすより、明らかにクリアで高音質です。

私のパソコンは常に大きめなホワイトノイズが乗っています。パソコンのイヤホンジャックは音声をPC内部でアナログに変換する関係上、ノイズが乗りやすいです。しかしUSB経由の場合はノイズの影響を受けにくいデジタル信号のまま外部に出力し、外部のアンプでアナログの音に変換にするので、ノイズがアナログ信号に乗ることなくクリアな音質になります。

Windows以外にもMac、Androidスマホでも使用できました。

動作環境に関してですが、WindowPC以外にもMacBook、Androidスマホで使用可能でした。

こちらのように特別なドライバーを使用せず、パソコンに繋ぐだけで使用できる機器は、いろいろなOSで使用できます。試していませんがiPhoneなどのiOSでもライトニング経由で使用できると思います。※恐らくの推測です。

最近のスマホはイヤホンジャックがないので、Bluetooth以外に、遅延のない有線(USB)でも使用できるのは良いと思いました。音楽鑑賞はもちろん、音ゲーなどには最適ですね。

使用方2. AUX(アナログ3.5mmステレオミニ)で試す。

付属しているケーブルを使用してアナログ接続で試してみました。

付属のステレオミニオススメケーブルを使用することで、イヤホン・ヘッドホン端子を搭載している数多くの端末を接続する事ができます。私は試しにiPod nanoをつないでみましたが普通に使えますね。iPodであれば元からキレイな音がイヤホンでも楽しめるので、スピーカーでも同様にキレイな音を楽しめますね。音質はやはりUSB-DAC時と比べると無音時にボリュームに連動したわずかなホワイトノイズが乗るかなといった印象ですが、低音から高音までしっかりと鳴っており、不足は感じなかったです。私の使用環境では有名な中華ナンプ、ラパイのデジタルアンプと似ていて音での区別はつかないです。※私の耳と使用音量では。

別でRCAメス-メスコネクターがあればゲーム機なども接続可能!

付属はしていませんが(上)写真の黄色いやつ、RCAメス-メスコネクターですが、これを使用することで、ゲームキューブやWii、プレイステーション、Xboxなど、RCAで音声出力可能なゲーム機を接続して、ゲームの音をスピーカーで流すこともできます。もちろんゲーム機だけでなく、古いビデオカメラやカセットデッキなどのRCAもOKです。

使用法3. Bluetooth接続を試す。

スマートフォンなどをBluetoothで接続してみました。ペアリング作業が必要ですが簡単です。アンプの電源が入っている状態で、スマホやタブレット側に表示された「Nobsound NS-10G」というデバイスをタップすればペアリングは完了です。このペアリング作業は初回のみで、次回以降は端末側の設定や仕様、OSによりますが、自動で接続されます。

実際に音楽を再生してみました。感想としては、Bluetoothでも音質は悪くは無いです。というか普通に良いですね。ただ、遅延はあるようで、音楽の再生ボタンを押した際など、ワンテンポ遅れてスピーカーから音が流れ始めます。それと、曲の初めの1秒程度がカットされたように流れないので、遅延というかワンテンポの無音期間がありますね。次の曲に移るときも同様なので、これは少し気になりました。※Bluetoothのときだけです。アナログの有線やUSBではそういったことはなく正常に鳴ります。

操作も簡単!英語の女性ボイスアナウンスがあるのがやや気になる。

基本操作は左の「電源ボタン」と右の「モード切替ボタン」のみです。電源のオン・オフは電源ボタンを1~2秒長押しです。モード切替ボタンを押すとBluetoothモードやPC(USB)モード、AUXモードを任意に切り替える事ができます。なのでいちいちコネクターを外す必要はないです。

ただ、Amazonのレビューにはあまり詳しく書かれていない気がしますが、こちらモード切替の際と電源オンの際にアナウンスボイスが流れます。アナウンスボイスは女性の英語で、「Bluetoothモード・PCモード・AUXモード」と3種類のアナウンスが再生されます。中国語であったり、しつこい感じであったりはしなかったです。アナウンスの音量はボリュームと連動しているので、例えば電源オンの際にボリュームが最小(ゼロ)であればアナウンスは聞こえないです。また、再生される音楽の音量に対し、ソースにもよるとは思いますがアナウンスのほうが小さく、鬱陶しさは無いですね。とはいえアナウンスよりもLEDの色やインジケーター、物理ボタンでモード切替ができれば言うことなしですけれど。

電源ONのポップノイズは無い。ボリュームつまみのノイズも無い。

中華アンプでありがちな電源オンの時の「ぼっ!」というポップノイズですが、こちらは極めて小さいか、もしくはゼロでした。※ボリュームをゼロにしていればポップノイズは皆無。ボリュームがある程度の位置だと小さく有るような気がする。気がするというのはなぜかというと音声アナウンスが入るのでそれが原因かもしれないので。

それとボリュームを回した際の「チリチリ」等というノイズもなく、また、ボリュームつまみは程よい重さがあって悪くないですね。本体は量産型の「THE中華アンプ」感は拭えないものの、重量もそこそこあって、アルミ製なこともあり、高級感とは違いますが強いて言えば「低~中級感」のようなものを感じますね。悪くないです。

まとめ「安価だけどノイズを感じない高音質な万能アンプ」

USB-DAC内蔵、Bluetooth対応、アナログAUX入力対応の万能なコンパクトなパワーアンプです。安価な中華アンプは沢山ありますが、USB-DAC機能を内蔵しているものは意外と少ないので、「Nobsound NS-10G Mini」は、PCやスマホ・タブレットでデジタル接続を使用したいという方にはDAC内蔵アンプ、2IN1という形で最適ですね。

邪道かもしれませんが、安価で9~24Vという電気で動くので車やバイクに搭載するアンプとしても最適ですね。有線(AUX)もBluetoothも使えるのでシンプルですが汎用性は高いですね。

音質に関しても不満はなく、ノイズのないクリアで美しいサウンドでした。

動画にもしているのでよければ見てみてくださいね。

コメント

  1. ブーン より:

    この商品分解して基盤を見てみると向かって右からプラスマイナスプラスマイナスと基板にプリントされているのですがプラスマイナスマイナスプラスで合ってると思いますか?

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