Lightningのデバイスで、旧DOCKコネクター製品を使える?「ロイシエル DOCK-Lightning変換コネクタ」を購入レビュー。
Appleのlightningコネクターを搭載したiPhone・iPadなどのデバイスで古いiPhone・iPadで採用されていたDockコネクターの周辺機器・製品を使えるようにするアダプター「ロイシル Dock Lightning 変換コネクタ」を購入したので実際にどう使えるのか試しました。
実際に使うことができた場合と使うことの出来なかった場合について色々確認したのでご紹介していきます。
【2個セット】RoiCiel ロイシエル【DOCKからLightningへ変換コネクタ】RC-DL13-WX2
Amazonにて購入しました。2個セットの方がお買い得だったため2個入りのものを選択。
開封。内容物を取り出しました。内容物は変換コネクター・アダプターのみです。
素材としては全体的にプラスチックとなっております。 非常に軽量です。接続する端子部分は金属製です。
Lightningコネクター(端子・凸・オス)とDCOKコネクター(ポート・凹・メス)という仕様です。
ライトニングコネクタは本物(純正)と同じでリバーシブル。裏表関係なく両面使用可能です。
Lightning端子部のクオリティを見てみましょう。
左はiPhone付属の純正ライトニングケーブル。右が今回購入した変換器。
上が純正。下が今回購入したモノ。
いかがでしょうか。純正は端子のはしが丸く処理されていますが、非純正は四角い。全く同じではなく若干異なりますが、接点の数は一応同じで互換性はあります。
サイズは横幅、約27ミリ(やや台形になっているようです。)
厚みは約6ミリです。
アップル純正のDockコネクターケーブルをiPhone7(Lightning)に接続するとこのようになります。
ドックコネクターの「日」のようなマークと、変換コネクタのマークは同じ向きで合います。
実際に色々なパターンで使用してみる。「LightningのiPhone7をドックへ変換」
それでは実際にドックコネクターをライトニング端子に変換して使ってみます。
どのような用途で使えるのか、そして、使えないのか確認していきます。
PC・iTunesとの同期(データ転送・充電)
まずは基本的な使い方、Mac・パソコンにつないでデータの伝送、それと充電ができるのかを確認してみました。
状態としては旧型iPhone付属のApple純正ケーブル(ドックコネクターケーブル)を今回購入したアダプターでライトニングへ変換。 iPhone 7のライトニングコネクターに接続しています。
結果としては使用可能でした。(上)写真の通り、iTunesで問題なくiPhoneを認識し、問題なくデータの転送・同期が可能。充電も同時に行われており、使用可能でした。
これからわかることは「USB」の機能は基本的に使用できるということでしょうか。
オーディオ出力を試してみる。
AppleのDockコネクタにはアナログでの音声出力機能があります。これは使えるのでしょうか。
状態としては「iPhone7(Lightning)→今回のアダプタ(ドックへ変換)→オーディオドック→ライン出力(3.5ミリ)」
結論ですが使用できませんでした。しかしこれは「使用できなくて当然」です。なぜならLightningにはアナログ音声出力機能そのものがないのです。
なのでそもそも「iPhone・iPad側のLightning端子」にその機能がないため、端子をDOCKにしたところで信号が来ていないため音も出ません。使用不可です。
ただし、アップル純正の「Lightning – 30ピンアダプタ」にはDAC(デジタル・アナログ・コンバーターの略)が変換アダプタ内部に搭載されており、Lightningポートから出るデジタル信号をDOCKのアナログ信号へ変換(逆もあり)するのでオーディオ機能も使用できます。※コンポなどに接続して使えるということです。
下の長いのが純正品「Apple Lightning – 30ピンアダプタ 0.2 mケーブル MD824AM/A」。
Apple純正あればオーディオ機能に対応しています。古いDOCK仕様のカーステレオやオーディオインターフェース、DJ機材などにも対応します。※純正を持ってしても100%の互換性があるわけではないです。
下)アップル純正相当 バルク品↓こちらが入手可能。
※純正は売り切れ状態が多いく入手性が悪いです。(もしや生産していないのか?私がアップルストアで確認したときは常に在庫切れ・売り切れ状態でした。)
映像出力を試す。
ドックコネクターはアナログでの映像出力に対応しています。
映像出力をこの変換コネクターを使用してできるのかですが、結論としては不可能です。
こちらも音声出力と同様にLightningではアナログでの映像の取り扱いをしていないからです。
先程の純正ケーブルでも音声用のDAC(デジタル・アナログ・コンバーターの略)はありますが映像には非対応です。
なのでiPhone5以降のLightningコネクタを採用した端末で映像出力をしたい場合はLightningから直接変換するものを用意する必要があります。
その他・・・DOCK接続キーボードを試す。
その他の使用方法を試しています。
今回はiPadなどで使用するドッグ接続タイプのキーボードを使ってみました。こちらはAppleの純正キーボード「iPadキーボードドック」になります。
ドック接続の古いキーボードですが、結果としては使用できませんでした。
背面のポートからiPhoneの充電はできたのですが肝心のキーボードは無反応でした。
ちなみにですが、キーボードについても純正品の変換アダプターを使用すれば問題なく利用可能でした。
このようにiPad Pro(Lightning)でも普通に使用できました。
やはり純正のLightning – 30ピンアダプタはすごいですね。互換性が類似品とは全く違います。段違いに互換性が高いです。
結論。充電とデータ転送機能のみ対応。それ以外は純正アダプタを買うべし。
古いドックコネクタケーブルを使用したPCとのデータ通信・充電は可能でした。しかしながらそれ以外の使用、オーディオのアナログ出力・映像の出力などは行うことができませんでした。
また今回試したドック接続の古いキーボードのように、周辺機器も非対応な場合があるようです。
なのでこの変換コネクタは「PCとのデータ通信」「PCや充電器からの充電」のみに対応というモノで、それ以外は純正品を使用する必要があると結論づけます。
安価なので古いケーブルを使用したい。などの場合に使用すると良いでしょう。
下)アップル純正相当 バルク品↓
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