Apple純正DAC「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」購入レビュー
Appleから発売されているUSB TypeC to 3.5mm変換アダプター「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を購入したのでレビューします。
音質やスペック、使い方、実際にどのようなデバイスで使えるのかなど、全般的に確かめてみましたのでご紹介いたします。
「iPhone15シリーズ」から「Lightningコネクタ」が廃止され「USB-Cコネクタ」が採用されました。今後このアダプターの需要が高まると思いますので、その際の製品選びの参考になればと存じます。
USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ Model:A2049
「アップル USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」(A2049、MU7E2FE/A)です。
アップルストアや家電量販店などで幅広く販売されています。価格は記事執筆時現在、アップルストアで1,380円(税込)です。※2023年11月2日に確認した価格。
ものとしては、USB-C端子に接続して3.5ミリジャックへ変換できるというもの。
DAC(及びADC)を搭載しており「iPad」や「Mac」の他、「Androidスマホ」「WindowsPC」など様々なOSの端末で動作します。もちろん「iPhone15」でも使用可能。
なお、3.5ミリジャックは4極プラグのマイク付きヘッドセットにも対応しています。また、アップル純正のヘッドセット(EarPods 3.5mm)など「CTIA規格」の4極プラグであればリモコン機能も使用可能です。
プラグの接続状態の検出機能もついているので、イヤホンなど3.5ミリ機器を抜くと音楽が停止されるなどの機能にも対応しています。※本機をiPhoneやPCなどに接続した状態で、イヤホンなど3.5ミリプラグを繋いでいない状態はDACの電源がオフの扱いになります。
いわゆる「USB DAC」といえる製品となっています。
開封の儀・内容物
アップル製品なので開封も記録としてお届けします。開封の儀というやつ。
内容物は「USB-C DAC本体」と「紙類」。
素晴らしい。単なる厚紙もよく見ると2重になっている。キレイすぎるよ。こんなにも小さな製品ですがアップル特有の開封の感動があります。(iPhoneほどでは無いけれど。)
各部詳細・装備確認
本体の詳細を確認します。まずは製品全体です。
コネクター部分です。
Type-Cコネクター。
3.5ミリジャック部分。筒の内部、電子接点が丸いピンでできています。見た目が優れているだけでなく、ピン周辺にゴミが溜まりにくいように設計されているわけですね。
実際に使用する。
実際に使用します。音質の他、さまざまなデバイスにおいて、それぞれの反応を確認していきます。
対応形式「最大24bit, 48,000Hz」「アップルロスレス対応」
Apple Support Apple Music のロスレスオーディオについて
上はWindows10のPCに接続して対応形式を確認している際のスクリーンショットです。出力の対応形式は「2チャンネル、16ビット、44100Hz(CDの音質)」から最大「2チャンネル、24ビット、48000Hz(スタジオの音質)」まで対応。
入力・マイク端子については「1チャンネル、16ビット、44100Hz(CDの音質)」から「1チャンネル、24ビット、48000Hz(スタジオの音質)」まで対応してます。
また、実際にこれらのうち最高音質を選択した場合において、出力・入力ができることを確認できました。
音質について
アップル USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタの音質についてです。音源はできるかぎり高音質(基本ロスレス系)で確かめました。
それで感想ですが、十分高音質でした。音質に不満はございません。
音に特徴はなく、フラット。いつも聞いているiPhoneやiPod、Macの音質と何ら変化を感じませんでした。
最大音量も同等で、小型USB DACですが変な違和感はなし。
また、通電時、無音の際にもホワイトノイズは感じられず、ポップノイズ・接続時やデバイスからの電力供給が切れた際にも目立つノイズは発生しませんでした。安い粗悪なUSB C変換ジャックの場合、接続・接続解除の際に「プッ」や「ビリッ」とノイズがするものもありますが、そんなノイズは一切ありませんでした。
また、良かったこととして、安価なノートパソコンなどは音質が良くないものがあるのですが、そういった際には明らかな音質向上が得られた点と、この変換アダプターを使用すればアップル製品での音質と音質の悪いノートPCなどにおいても”一貫した音質を視聴できる”ところは良かったです。
特筆するほど高音質性能に優れているわけではありませんが、アップルデバイスを中心に「標準化された音質」をあらゆるデバイスで得られるのは良いですね。
色々なデバイスで試してみる。
アップル公式サイトの対応機種一覧には記載されていないデバイスで試してみます。
USB-C非搭載Macで試す
USB-A to USB-C変換を使用して、USB-Cの無いデバイスに接続してみます。
上写真で試している端末は「MacBook Air (11-inch, Early 2015)」です。
問題なく認識しました。機能に制約はなく、USB C搭載Macと同様に使用可能でした。
Windows10のパソコン
正常。OKです。
Windows11のパソコン
全く問題なく使用可能。出力・入力ともにOKです。
この他にもAndroidスマートフォンやタブレット端末などでも試しましたが使用可能でした。
・・・このように様々なデバイスで使用できることがわかりました。
まとめ 千円ちょっとでアップル品質の音を楽しめる。
Apple純正DAC「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」のレビューでした。
音質や音量面に不満はなく、Apple製品に限らず、WindowsPCやAndroidスマートフォン、その他タブレットなど、色々なデバイスで使用可能でApple品質のオーデイオ環境を構築可能。
アップル純正イヤホンをつないでも良いし、当然、別メーカーのヘッドホンも接続できる。
千円ちょっとの低価格でアップル品質の音を手に入れられる。
「安定の音質をいつでもどのデバイスでも。」そんなUSB-DAC製品でした。
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