【今更】フォルダブル黎明期の折りたたみタブレット「SONY Tablet P」を使ってみる。

Android

今更、折りたたみデバイス黎明期のタブレット「SONY Tablet P」を使ってみる。

ソニーの折りたたみタブレット「Sony Tablet P シリーズ」を今更使ってみました。

Galaxy Z Flip3 5GやGalaxy Z Fold3 5G、OPPO Find Nなど、継ぎ目のないフレキシブルな有機ELディスプレイを採用した折りたたみデバイスが出てきている中、2011年発売、かれこれ10年以上前のデバイスがどのように感じるのか楽しみつつ見ていきたいと思います。

SONY Tablet Pの主なスペック

モデル:Sony Tablet P(WiFi+3Gモデル)
発売時期:2011年10月28日(WiFi+3Gモデル)
CPU(SoC):NVIDIA Tegra 2(32ビット1GHz 2コア+GeForce)
メモリ:LPDDR2? 1GB
ストレージ:4GB+microSD最大32GB
OS:Android 3.2→4.0.3最終
ディスプレイ:5.5型 ウルトラワイドVGA(1024×480)×2
カメラ:Exmor R for mobile 511万画素+Webカメラ30万画素
ワイヤレス:IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 2.1+IDR、3G(ドコモ)
バッテリー:3.7v 3080mAh(12Wh )
重量: 372(Wi-Fi+3Gモデル)g

更に詳しくはこちら、ソニー公式サイトの該当製品スペック欄へ
https://www.sony.jp/tablet/products/P1/specification.html

OSはAndroidを搭載しており、いわゆる Android タブレットにカテゴライズされる製品です。
CPUはNVIDIAのTegra2。32ビットデュアルコア CPU になります。NVIDIA製ということもありGPU には同社のグラフィックアクセラレータ「GeForce」が搭載されています。とはいっても発売当時は優秀でしたが、令和の今通用するような高性能GPUというわけではありませんね。言うまでもないですが。
それから一番気になるディスプレイについては、5.5型のウルトラワイド VGA液晶が二つ搭載されています。液晶の方式については明記されていませんがおそらくTNだと思われます。(視野角が広くないので。)

あとは後ほどご紹介しますが PlayStation1のゲームが動くようなエンタテイメント性もあります。

外観をじっくり観る。

本体をじっくりご紹介します。

本体全体図。(閉じた状態。)

本体前面・手前。(閉じた状態。)

通知ランプはディスプレイを開くための指かけのところにあります。かっこいい。

右側面。装備としては「左から)電源ボタン、電源入力DCジャック、MicroUSBタイプB、マイク、音量ボタン」。

MicroUSBは通信専用です。PCと接続しデータの転送が可能。USBからの充電はできません。

左側面。スピーカーの穴があります。モノラルになります。

背面。ストラップホール、それと中央に持ちやすくするためと思われる盛り上がりがあります。

開いたところ。ウルトラワイド5.5型×2。2枚合計すると約7型の正方形にちかいディスプレイとなります。ちなみにご覧いただいている個体では、液晶に低反射の保護フィルムを貼り付け済みです。元々は光沢・グレアタイプのディスプレイです。

インカメラあり。30万画素。

広げた際の背面。筐体の素材はプラスチックです。(多分ABSかな?)

メインカメラ・アウトカメラ。Exmor R for mobile 511万画素。この後お見せしますが写りの良いカメラでした。

折り曲げた様子。フォルダボ~!。

ソニーらしいというか、VAIOのような、Xperiaのようなデザインですよね。ソニー製ですしそう感じるのも当然か。

ACアダプターは「SGPAC5V2」を使用します。

電圧とDCジャックの形状はPSPの電源と同じなので使い回しは可能です。

外装パネル及びバッテリーパックは工具無しで取り外し可能。当時はパネルのみの販売もあり、外装の変更が可能でした。

電源オン。

起動します。

本体側面の電源ボタンを長押して起動できます。ポチッとな。

ソニーロゴ。

PSPやXperia感のあるウェイクアップ画面。

OS起動完了。

Androidのバージョンは4(4.0.3)。

「Ice Cream Sandwich」ですね。

これが本デバイスでサポートされている中では最新のOSになります。

上)スクショです。スクショは分割ではなく全仮面でキャプチャされるようですね。

アプリでスペックを再確認

CPU-Zです。

Real Pi Benchmark(リアルPiベンチマーク)です。円周率100万桁を計算。結果は26.56秒。

ちなみにSnapdragon 845では当方手持ちのGalaxy S9で1.88秒。2秒かかりません。
(2017年~2018年のフラッグシップSoC)

何ができるのか。色々試す。

では、どのくらい動いてくれるのか確認するために色々試します。ただ、2011年のデバイスでOSもAndroid4ということで古く、アプリによっては非対応なものも多いです。あくまでも懐かしデバイスの動きとしてご鑑賞(ご参考)ください。

ネットブラウジング。(YouTubeも)

ネットを見てみます。タブレットの使用用途といえばこれですよね。

ネットは年式相応のもっさり感は有るものの、以外と見れる。YouTubeもブラウザからは見れました。(アプリ版YouTubeはサポート終了)

全画面にすると悲しい・・・

全画面横も悲しい・・・・・

といった感じ。普通に動いています。しかhし、ブラウザのバージョンも古いのでセキュリティーの観点から常用は非推奨なレベルですが。

ゲーム。スマホゲー(荒野行動をやろうとしたがなかったので荒野狩猟でテスト)

荒野行動をやろうとしたが、ストアで検索しても出てこなかったので荒野狩猟でテスト。全画面だと上下分割されて見ずらいのので、1画面のみに設定を変更してみる。

動作は普通。このゲームがどれくらい重いのか、というかこのゲームの正体自体不明。初めてのプレイなので何もかもが謎。

意外と動く印象でした。

Google Map ストリートビュー

割と負荷がかかるGoogle Mapとその機能の1つストリートビューを試してみます。

2画面またがってピンチイン・ピンチアウトが可能。(ピンチインとは指でズームするやつのことです。)

衛星写真をレイヤーしてもサクサク動作。

ストリートビューもサクサク。わずかに読み込みに遅れる感覚がありますが不満は無し。ただ、画面の境界、折りたたみの非表示枠部分が邪魔ですね・・・地図アプリは中央の部分をよく見たいものだと思いますし、アイパッドミニのほうがこういった使い方には良いかな。

PlayStation Mobile

PlayStationのゲームが楽しめます。みんなのゴルフがプリインストールされているのでそれを試してみます。

十分に快適な動作です。

プレステのブランドイメージロゴ。

エンタメ。音楽を楽しむ。

音質は良いです。変なノイズが交じることもなく、ヘッドホンで音楽を楽しめました。ミュージックプレイヤーとしてのスペック不足は一切感じません。

カメラの画質

Tablet Pのアウトカメラで写真を撮影。Exmor R for mobile 511万画素。センサーサイズ等は調べていませんが、恐らくかなり小さいかと。

全体にピントが合っています。ボケ味は少ないです。(センサーサイズが小さいのとレンズ径が大きくないのかな。)

拡大。

いかがでしょう。意外とノイズも少なく綺麗ではないでしょうか。赤とピンクの色の違いが若干判別しづらいですが、色のノリも悪くはない。黒い被写体なのに白飛びが少なく、黒つぶれもない。カメラは意外と高性能だと思いました。

まとめ ソニーの折りたたみデバイス 平成の遺産

ソニーの折りたたみタブレット「Sony Tablet P」を使ってみました。

試したいこと、気になることは一通り試しました。今から実運用するようなデバイスではないですが、折り畳める感覚は今でも新鮮。折り畳みデバイスを気軽に触ってみたい方は中古等、出物を待つのも良いかと。

 

動画版↓

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