SanDisk 高耐久MicroSDXCカード「High Endurance Card 128GBタイプ」レビュー
SanDisk製の高耐久SDカードシリーズ「High Endurance Card」の128GB「型番:SDSQQNR-128G」を購入したのでレビューしていきます。
実際の読み書き速度などを確かめていきます。
そもそもHigh Enduranceとは何なのか?高耐久である必要性、メリットは?
High Enduranceというのは「High→高い」「Endurance→耐久」という意味でそのままですが高耐久、耐久性が高いという意味となります。
そして、SDカードにおける高耐久とは、いわゆる肉体的な、構造的な強度のことではなく「どれくらい書き込むことが可能なのか」という点において高耐久という意味となります。
記載のある指標としてはパッケージ左上の青色のところに「10,000時間(1万)連続動画記録(ビデオレコーディング)」と書かれています。※1万時間は何日かと言うと「10,000÷24で約417日」となります。※これはビットレート26MbpsのFHDの動画を書き込んだ・録画し続けた場合での計算とのことです。一般的なドライブレコーダー等の場合もう少しビットレートが低かったり可変ビットレートだったりすると思うので、耐久性としてはもっと長持ちすると思います。
ちなみに英語の文章はこう書かれています。
”高耐久カード
MicroSDXCカード アダプター付き
ダッシュカム(=ダッシュボードカメラ→ドライブレコーダーのことです)+住宅用防犯カメラ向け
毎日安心して録画できます”
とのこと。
・・・それから高耐久である必要ですが、やはり長時間記録し続けるような用途では高耐久のほうが長持ちするので合うでしょう。
具体的にはドライブレコーダーの場合を想定すると、SDカードの書き込み上限により故障する頻度が下がる事になり、それがSDカード交換の手間とSDカード故障による撮り損じが少なくなるという利点になります。
SanDisk 高耐久 ドライブレコーダー アクションカメラ対応 microSDXC 128GB SDSQQNR-128G サンディスク 海外パッケージ品
Amazonにて購入。購入したモデルは海外向けの製品で日本国内品・正規代理店などを通した製品ではないです。その分安い価格で販売・入手可能です。
ちなみに以下は国内正規の同等製品
海外パッケージ版ではなく、国内向け正規流通もあるので価格との兼ね合いで検討されると良いでしょう。
スペックはパッケージやカード本体にも記載がありますが、
Read Speed(読み込み速度):最大100MB/秒
Write Speed(書き込み速度):最大40MB/秒
Video Speed:C10 U3 V30
以上です。※128GBモデル
C10 U3 V30というのはスピードクラスで、理論値ではなくより現実的に出せる速度の保証値のようなものです。
Cというのはスピードクラスのこと。UはUHSスピードクラスのこと。Vはビデオスピードクラスのことです。
詳しくは以下サイトをご確認ください。
SDカードアソシエーション スピードクラス規格/動画撮影のための規格
わかりやすく解説されています。
それで今回のモノの場合は「C10、U3、V30」で読書速度としてはC10→10MB/秒、U3→30MB/秒、V30→30MB/秒なので、「30MB/秒の速度が必要とされる用途で使用できます」というお墨付きがある事になっています。4Kビデオも記録可能な速度域です。
さて、話が長くなりましたね。
でですね、先程Amazonで購入したと申しましたが、正確にはAmazonに出品している業者から購入しました。出品者としては「風見鶏」「あきばおー」(敬具省略)などがありました。
今回は「風見鶏」さんが出品しているモノを購入しました。※一番価格が安かったからです。
要するにマーケットプレイス出品なわけで、発送もアマゾン倉庫ではなく、風見鶏さんのところから直接というものでした。※送料は無料でした。
梱包も特に違和感なく、紙とプチプチ・エアキャップでできた緩衝材付きの袋。開けやすく質感も良くて気に入りました。
開封 SDカードとアダプターのセット
開封しました。SDカード本体とMicroサイズをスタンダードに変換するアダプターが入っていました。
SDカード本体です。
表面は白色でかつ「128」とデカデカと印字されており、視認性が良いです。ちなみに裏は普通に黒です。
※白いSDカードは黒いペンで文字を書いたり印を付けたりするときに見やすいので、複数のSDカードを管理する方には特におすすめです。
初期のフォーマットはexFATでした。
SDカードは初期状態で「exFAT」でフォーマットされていました。中身は当然空っぽ状態でした。実容量は119GBとのこと。※もちろん128GBに偽りなしという意味です。(1GB=100,000,000,000バイト・・・127,831,113,728バイト空きがあるので例に従えば約127.8GBあるということになります。)
速度を計測「クリスタルディスクマーク6」
定番のストレージ読み書きテスト「CrystalDiskMark(6)」を実行してSDカードの速度を確認しました。
設定は「1GiB」を「3回」としました。
それで結果ですが既に画像の通り、シーケンシャル・連続した読み込みが「約88.4MB/秒」で連続した書き込みが「約77.9MB/秒」でした。その他のランダムアクセス性能は「読み込み6MB/秒」「書き込み2MB/秒」程度でした。
結果を整理すると、パッケージに記載のある速度は読み込み100MB/秒で書き込み40MB/秒ですから、今回の場合は読み込みは記載の数値には至らず、書き込みは記載の数値よりも優れた結果という形となりました。
・・・この価格帯のSDカードとしてはかなり高速だと言って良いでしょう。特に書き込みが77MB/秒というのはかなり高速な部類です。
もっと言えばこの書き込み速度が動画などを記録する際に重要となる性能なので、最近の高性能なビデオカメラやスマホなどで、高画質な4K動画を記録する際のSDカードとしても良いかと思います。
まとめ
サンディスクの高耐久なマイクロSDカードをレビューしました。このモデルに関して言えば安くて早くて高耐久なわけで、国内正規流通品ではないため保証が基本ない事だけは留意してほしいですが、それ以外にはイイコトズクシなSDカードでした。
ちなみに私は普通にスマホで使用するために購入しました。高耐久なだけでそれ以外は特別なわけでもなく、普通のSDXCカードとして使用可能です。※高耐久な分、価格が高めですがね。
高耐久なのでスマホなどで写真や動画をたくさん撮る場合やSwitchなど大容量のゲームファイルをDL購入して、入れたり消したりを繰り返すような運用をされている方にはこういった高耐久SDカードはピッタリかもしれません。
パッケージにはドライブレコーダーや監視カメラ向けなどど書かれていますが、もちろんそれはそうですが、それ以外にも長所が輝く使用用途があると思いますので、SDカードを新たに選ぶ際には検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに以下は国内正規の同等製品
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